大阪教区連合会長

長部 彰弘

「壮年層勉強会」へのお誘い(令和6年5月)

 合掌、ありがとうございます。

 先日、NHKの新番組「新プロジェクトX~挑戦者たち~」で東京スカイツリーの開発秘話を観ました。数十万人の建築関係者の素晴らしい努力により完成した内容でした。特に設計者と工事責任者の思いと行動を紹介した内容ですが、いくつか「真理」そのものと思われるところがありました。まず1つ目は、設計者が「絶対完成させる」と心でずっと決めていたこと、まさに「コトバの力」でした。2つ目は、鉄骨の工事会社が3社あって、お互いが敵のような競争相手だった。その3社のうちのひとつA社の工事が遅れ始めた。そこで責任者が、遅れを取り戻そうと社員にきつく当たりすぎて、辞める社員が出始めてしまった。そんな時、花見を3社で開くことになった。始めは、お互い会話もしなかったが、やがて酒を酌み交わしているうちに、仲良くなった。その後、A社の責任者が、他社に頭を下げて、工事を見せてもらい、他社の良さを自社に取り入れ工事が早くなった。まさに、他社は敵ではなく、「本来すばらしい仲間」だった。3つ目は、工事中の東日本大震災が発生のこと。死ぬかもしれないと皆が思った。その中で、A社責任者だけは、工事を途中で止めると、もっと大きな事故になるかもしれないと、安全な状態になるまで工事継続を決断、A社全員で実行した。幸い事故は発生しなかった。「自我を死にきる」真理そのものです。これを自分のものにすると大きな仕事で世の中に貢献することができる証しだと思います。

 さて、相愛会は3月から、働く皆様にこの「真理」を学んでいただくため「サラリーマンやOLのための『壮年層勉強会』」を始めました。働く男性、女性、青年が仕事に、人生に、生き甲斐と喜びを感じて貰うための行事で、各務洋行・教化部長によるテキスト(前生長の家総裁・谷口清超先生著『伸びゆく日々の言葉』のほか、別府正大著『能力開発と人間関係』を参考図書に使用)を用いた輪読会形式です。3月は23名の男女(壮年層以外を含む)の参加で、職場の人間関係や面接の受け方など、様々な相談があり、楽しく真理を学ぶ場となりました。私もサラリーマン時代を思い出しました。人間関係が不得意で、営業の先輩と大喧嘩をして、会議室を追い出されたこともあります。また、気の合わない同僚に対して「和解の神想観」をして、翌日、相手が驚くほど優しくなった経験もあります。定年後の再就職の面接では、事前に面接官のことを「祝福讃嘆の祈り」をしたら、合格しました。真理は、必ず役に立ちます。

 ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。 再拝

「社会貢献」って、何をするの?(令和6年4月)

 合掌、ありがとうございます。

 「社会貢献」とは、生長の家の真理を伝える直接的な伝道ではありません。ひとつは「オープン食堂」です。ここでは、お昼ご飯を食べるだけ、伝道は勿論のこと、講話も普及誌配布も何もありません。食べて帰るだけ。しかし、今までにない光景がありました。大学生が多く入って来た月がありました。また、ご近所の年配の男性がひとり。この方は数十年前、中学生のころ、和歌山で聞いたことがあるので、寄ってみたようです。教化部行事では見られないことが、お昼ご飯で起きています。

 また、運営奉仕して下さった相愛会員が、6階厨房で用意された食事を1階へ台車で運び、食後の食器などを6階の食堂へ戻すだけですが、とても楽しかったと言っていました。まだ参加したことがない方は、お子様とご一緒に家族でおいで下さい。

 他にも、3月に大阪府主催の「大和川・石川クリーン作戦」がありました。他の団体等を含めて、数百人の方がゴミを拾いました。遠方の方は参加しづらいかもしれませんが、堺東相愛会の住永哲一さんのように、地元の西除川会場に参加する方法もあります。

 また、私は地元の自治会主催の「子ども食堂」のお手伝いに参加しています。食事は女性のボランティアの方が担当、私は子供と食事ができるまで、トランプやけん玉などで一緒に遊びます。子供はとても喜び、私自身も孫と遊んでいるようで楽しいです。この「子ども食堂」が大阪府ではなんと613カ所あります(2022年6月・全国子ども食堂支援センター調べ)。それだけ孤食の子供がおられるということです。

 他にも「枚方好きやんゴミ拾い部」に所属しています。飲食店の女性経営者がリーダーで192名のグループ。時々、Facebookで呼びかけがあり、参加しています。「なぜ、ゴミを拾うのですか?」と尋ねたら、にっこり「楽しいから」と返事がありました。「社会貢献」は何をしたら良いか、待っていても来ませんが、自治会や行政のホームページなどで調べるとたくさん出てきます。しかも地元であれば、直ぐそばでできます。そういう中からお仲間と親しくなり、悩みがあれば、相談にのる。そこから、心から喜ばれる幸福を知っていただく事になるのではないでしょうか?

 内にひろがる修行の第一は、“自己”という現界を先ず破って、他の人の福祉のために尽くすということである。(生長の家総裁・谷口雅宣先生編著『人類同胞大調和六章経』「愛行により超次元に自己拡大する祈り」40頁より)

 あなたのできる「社会貢献」を探しましょう。 再拝

 清きこと、良き習慣のみを繰り返そう(令和6年3月)

 合掌、ありがとうございます。

 今年の初めに、各務洋行・教化部長より、「大活躍の大谷翔平選手が、絶対言わない『まさかの言葉』があった」(Yahoo!より)をご紹介いただきました。どういう内容かというと「大谷翔平選手は悲観的な言葉は口にしない。近年の研究によると、イメージトレーニングで脳内の成功のイメージを描いても、ふと不安になり『やばい、どうしよう』とつぶやいてしまえば、脳は一気に上書きされてしまう。どんな言葉を発するかは、脳のパフォーマンスに重大な影響を及ぼす」という内容でした。素晴らしいことだと思い、私は「後ろ向きなことは言わない、グチは言わない、他人の悪口は言わない」と早速、決意しました・・・。しかし、いざ実行しようとすると、なんと難しいことかわかりました。「やばい」などは連発、他人が誰かの悪口を言えば「そうだ、そうだ」と発してしまいました。何故なら、多分自分の潜在意識の中に、その言葉がしっかり入っているからです。そこで、潜在意識を変える何か良い祈りの言葉がないかと探しました。

 「悪い癖をなくすには」あらゆる縛りの中で、心の縛りが一番強い縛りである。自分を苦しめるものは自分の心の縛りである。この自縛からのがれるためには、自分自身を神の子としての自覚にたかめるとともに、他人を赦さなければならないのである。そして、過去の禍を思ってはならない。過去はすでに無いのである。今日、神の子として新生せよ。「神の子は今日から新たに新生したのであるからけっして再び悪い癖を繰返すことはない。自分は神の子であるから、清きこと、よき習慣のみを繰返すのである」(生長の家創始者・谷口雅春先生著『私はこうして祈る』70~71頁より)

 この祈りの言葉を少し自分なりに変えて「自分は神の子であるから、清きこと、良き言葉のみを繰り返すのである」と、日々の神想観で祈り始めました。

 今年度から、運動が大きく変わりました。運動目標数は設定せず、社会貢献そして傾聴をまず行い、コミュニケーションを深め、求められた場合に、普及誌や聖使命などをお勧めする。ゴミ拾いをすると誰もが経験するのが、周りの人から「有難うございます」と言われることです。「居住する地域の自然や文化遺産の豊かさを見直し、感謝する」活動も始めます。同活動の野瀬泰良・文化遺産顕彰推進担当は「単に歴史を学ぶのではない。必ずそこに誰かがいて、そこで誰が何を成し遂げたのか? その想いを学ぶ」と言われました。増田幸隆・組織拡大対策部長は「普及誌は以前に比べれば、家庭菜園や自然を大切にする等の内容が多いので、手渡し愛行しやすくなった」と言われました。考え方ひとつです。積極的に運動を進めましょう。 再拝

「自然界を味方にして」を読んで(令和6年2月)

 合掌、ありがとうございます。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生の2024年 新年のメッセージ「自然界を味方にして」を読んで、相愛会運動において具体的にどのようにするかを考えました。

①インターネットを使った信徒同士、また本部や教区と信徒との間のコミュニケーションは一般化していることをさらに促進する。

 それは、ネットフォーラムへの参加をさらに呼びかける。またインターネットにおいての多様なメニューを紹介する。例えば「生長の家総裁」というSNSの公開ページでは、俳句を詠んだり、パズルを解きながら、日本の言葉の文化や生長の家の教義を学ぶことができる。ポッドキャストで谷口清超先生著『伸びゆく日々の言葉』を生長の家総裁・谷口雅宣先生が御朗読を配信されているなど。

②技術に頼りすぎないこと。

 プロジェクト型方式の実践(「SNIオーガニック菜園部」「SNIクラフト倶楽部」「SNI自転車部」)。それは無農薬、無化学肥料で野菜を育て、オーガニックの食事を作る、手を使って木材や紙などを加工して日用品を製作し、また自転車通勤をしたり、自転車のイベントと深いつながりを体験することです。さらに大切なことは、これらのうれしい楽しい体験を、まわりの方に話したり、インターネットで伝えることです。すると「なぜそんなことをするの?」と尋ねられます。その時がチャンスです。自然界とふれることが、心豊かになり、またそれが地球温暖化防止に役立っていることをお伝えください。また、インターネットに不慣れでネットフォーラムに参加できなかった方には、対面誌友会にお誘いください。「新年のメッセージ」の終わりには、次のように書かれてあります。

 「本当の信仰に就いての神示」で、次のように説かれています:「宗教とは己が真性を自覚せしめ、上下左右天地四維いずれに動いても、いずれに置かれても、縛られない、恐れない、自由自在の『神の子』たる本性を自覚せしめるものを言うのである。汝ら恐怖の宗教に心せよ。神の子は、金剛不壊の実相身、無礙自在の無罣礙身であるから、凡そ恐怖すべき何ものもないのである。恐怖を教えるものは迷を教えるものである。恐怖を唆るものである」(中略)今年は「辰年」ですから、温暖化や気候変動が進んでいく中でも、恐怖や不安に身を縮こませることなく、雲を呼ぶ龍のように、自然界を味方にして「神の子・人間」の信仰を深め、人々に弘めていこうではありませんか。(機関誌『生長の家』2024年1月号8~9頁より)

 インターネットを「脳活」として使い、一方で体を使い上下左右天地を自由自在に動いて、真理をお伝えしましょう。 再拝

(令和6年1月)

 合掌、ありがとうございます。

 新年明けまして、おめでとうございます。

 昨年は、皆差には大変お世話になり、すばらしい成果を得ることが出来ました。心より御礼申し上げます。

 さて、新年を迎え、私たちの運動も新生する必要があると思いますが、どのようにしたら良いのでしょう。参考になるのが、昨年末にNHKテレビでエジプトが児童教育に日本の「TOKKATSU」を取り入れているという番組です。これは「特活」のことで、学級会、掃除、日直など自主性や社会性を育むための教科以外の教育活動のことで、しかも内容は児童が皆で決める。これを導入し始めたら、児童がすすんで掃除をはじめ、親にゴミのポイ捨てを注意するなど、色々なことに積極的になったとのこと。ポイントは教師が口を出さない。児童が自分たちで話し合って方法もスケジュールも決めることでした。

 前生長の家総裁・谷口清超先生は、次のようにお説き下さっています。

 新生の第一歩が始まった。人は毎年生れ変るのである。何故なら、以前と同じ生き方をしても、意味がないからである。昨年と同じことが繰返されるならば、その一年間は無意味だったことになる。人生は断じて無意味ではなく、一日一日が有意義である。それ故一年たつと、全てが一新する。そしてより一層内在の神性・仏性が顕在する。訓練が進み、グレードが上る。難問題を楽々とこなし、凡ゆる技術が進歩する。元旦は、その記念すべき第一歩である。今日、只今から、明るく前進しよう。(『伸びゆく日々の言葉』20頁より)

 生長の家の運動も、人類の長期にわたる自然破壊とその結果もたらされている地球温暖化・気候変動、国際情勢の混迷、コロナ禍などの三年などに大変多岐にわたる課題に対し、従来の聖使命会員・普及誌購読者・会員などの拡大運動、真理を学ぶ練成会・誌友会の開催等では対応できない世界になっております。それに対し従来と同じ事を繰り返さず、しかも会員の皆様が、ひとりひとり考えて自分であれば、なにが出来るか考える必要があります。幸いにも大阪教区は、新しい活動が活発です。例えば、壮年層や全会員対象のLINE神想観、霊牌供養・祝福讃嘆行の実修、普及誌味読の集い、総裁先生御著書勉強会、空き缶回収やクリーンサイクリングなど社会貢献などです。

 さらに今年度の運動方策には、次のように示されています。

 私たちは「自己の限界を破って他の人の福祉のために尽くす」生き方の実践として、自らライフスタイルの転換を行うとともに、その生き方を多くの人々と共有する努力を継続する。(機関誌『生長の家』2023年12月号36頁より)

 現界を破りましょう! 再拝

 

(令和5年12月)

 合掌、ありがとうございます。

 令和5年も残りわずかになってきました。今年の『日時計日記』の頁も少なくなってきて、私は、今年の初めに「一年のはじめに」の頁の「今年の目標」に何を書いたか?を見ました。それは次の内容です。「毎日数十分間祝福讃嘆の祈りを行う」「『吾、汝を愛す。汝、吾を愛す』をいつも唱える」「聖使命、普及誌、相愛会員、特別誓願が必ず伸びる、令和4年度より」「相愛会大阪教区連合会発展」「家族全員神の子を祈り切る」。運動成果は、会員の皆様のお蔭で素晴らしい成果になり、また私の目標は、ほぼ実行できました。ただ途中で気がついたことは、日記を書いているが、良いことのみを書いていたか?というと、そうでもないことでした。ついボヤキや良くなかったことも事実として書いていたのです。良いことのみを書くためには、意識しなければ書けません。各務教化部長は「日頃、どれほど愛行をしても、愚痴を言うと消えてしまう」とご指導頂いており、注意が必要ということです。

 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、普及誌『白鳩』2023年11月号10~11頁に「日時計主義」について、次のようにお説き下さっています。

 これは一朝一夕にできるものではない。人の心というものは、長い時間をかけてつくられてきたものだから、そう簡単には変わらない。長い間の積み重ねが必要だ。けれども自分自身でつくってきた習慣だから、自分で帰ることができる。飽きることなく『日時計日記』などに毎日、その日の明るい出来事、嬉しかったこと、感謝したこと、感動したことなどの良いことにだけを書き続けることによって、やがてその人の心の傾向は変化する。

 2024年版の『日時計日記』を見るとタンポポが表紙に書かれています。タンポポの花言葉を調べてみると色々ありますが、「愛の神託」「幸せ」「真心の愛」などです。どれも心温まる幸せになる内容です。表紙の裏に生長の家総裁・谷口雅宣先生が「今こそ日時計主義」をと題して、次のようにお説き下さっています。

 この「日時計主義」こそ、実相独在の信仰と唯心所現の真理を体現した生活の実践だからです。つまり、現実的にはまだ「光明」が充分現れていなくても、現象の背後にある実相を信じて、それをコトバで認め、引き出すことで、地上に「光明」が現れる──そういう信仰と原理なくして、日時計主義は成立しないからです。

 令和6年は、この『日時計日記』をご自身が使用するのはもちろんのこと、身近な方にお勧めし、倫理的な生活を楽しく実践しましょう。それが、地球温暖化の防止になり、未来を豊かにしていきます。共にご協力よろしくお願い申し上げます。 再拝

 ポッドキャスト「九折スタジオ」を拝聴して(令和5年11月)

 合掌、ありがとうございます。

 私は最近、スマホでさだまさしの歌をほぼ毎日聞いています。なぜこれを聞くようになったのか?と言うと、生長の家総裁・谷口雅宣先生の『伸びゆく日々のために』(前生長の家総裁・谷口清超先生著)朗読のポッドキャスト「九折スタジオ」を聞くためにはどうしたら良いか?と、ITに詳しいTさんに相談したら、Spotufyのアプリを入れたら良いということで、スマホにインストールしました。このSpotifyとは、世界で5億5千万人以上のユーザーが利用するオーディオストリーミングサービスです(同企業情報より引用)。これを使うと自分の好みの曲などが、自動的に選択でき聞けます。大変使い易いサービスで多くのユーザーがアクセスしているのに驚きました。生長の家総裁・谷口雅宣先生は、この巨大なユーザー向けに真理を配信されていることにも驚きました。
 これを使うと、聖使命会員拡大や普及誌購読者拡大などの対象者を見つけるためにいつも悩みますが、本当に祈って、行動しているかと反省します。
 各務教化部長は、9月の定例講師会でそういう方々と出会うために、「宇宙と一つになる祈り」をご紹介いただきました。これはある方が「鋏」を見つける時の祈り。今までどうしても見つからなかったが、祈り終えると、そこを探してみたい気持ちが起こり、すぐに「鋏」は見つかったものです。
 宇宙には唯一つの心がある。吾々個々の心はそれとつながっていてそれの一部をなしているのである。神の心の中にある所の如何なるものも自分の心によって知り得ないものはないのである。どんな問題でもその解決を神の心の中に見出し得ないものはないのである。すでに鋏は見出されているのである。(生長の家創始者・谷口雅春先生著『祈りの科学』227頁より)

 私は、先日あるボランティアの名札を家の中で紛失し、約2時間捜しました出て来ないので、神想観でこの祈りをしました。すると約30分後にふと机の上のプリンターの後ろを見たくなり、のぞくと名札が落ちているのを見つけました。すばらしい祈りだと実感しました。

 今年度の運動の締切は、特別誓願の奉納は11月8日(21日の秋季大祭に間に合う奉納)、普及誌購読者拡大は11月10日、聖使命会員拡大と相愛会員拡大は12月10日です。

 大阪手帳の祝福名簿に対象の方を記載し、祝福の祈り「◯◯さんありがとうございます。◯◯さんが益々幸福でありますように」を、毎日行いましょう。そして、電話・SNS・メール・手紙・家庭訪問など方法は沢山あります。神想観をして相手に合った方法を神様に導かれながらお勧めしましょう。 再拝

 3つの心の荷物を降ろそう(令和5年10月)

 合掌、ありがとうございます。

 「心の荷物」について、前生長の家総裁・谷口清超先生は、次のようにお説き下さっています。

 それはあたかも、「特急列車」の広々としたシートに坐りながら、自分の背中に荷物をしっかりとくくりつて「重い重い」と呻吟(しんぎん)している人のようなものである。(中略)神に全択して、「背中の荷物」を、すっかり放下(ほうげ)しよう。そうして、ただ「有難うございます。日々、嬉しく、楽しく、豊かに、そして健かでございます」と感謝すれば、それ以外のことは、全てよきように整うものである。(『智慧と愛のメッセージ』59~61頁より)

 私たち相愛会員は、3つの心の荷物があります。1つ目は生活における悩み、例えば「病い」。この降ろし方を同じく谷口清超先生は、全身がライ病のような方の体験事例の紹介を通じて、次のようにお説き下さっています。

 「私は神の子、完全円満」とつねに念じてくらしておられたのであります。すると、丁度受講してから二日たった日のことでした。朝目がさめて、フト気がついてみると、今迄あんなにひどくふくれていた全身のブツブツがきれいにあとかたもなく消え去っているのである。あまりの変化に、岩佐さんは全身に水をあびせかけられたようにゾッとしてしまったのでした。(『愛は凡てを癒す』20頁より)

 2つ目は活動目標の荷物。例えば、普及誌購読者拡大に悩みます。最近私は、各務教化部長から、「会社の方の霊牌供養をしましょう」とご指導頂いたので、元勤務先の創業者の霊牌を書きました。しばらくして会社のOB会があり、そこで生長の家をしていることを話しました。数日後、参加者の一人・80歳を過ぎた大先輩から生長の家は「母から教えてもらっている」というメールを頂き驚きました。早速、世界聖典普及協会の立ち読みURLを送って、普及誌を紹介したら読んで頂き、購読料を送ってこられました。霊界からのご支援と思っています。

 3つ目は「地球温暖化」。自然災害がこれが原因で多発しています。この荷物の降ろし方を、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、次のようにお説き下さっています。

 「地球規模の問題に対して、個人は何もできない」という声がありますが、そんなことはありません。危機を予測する人は、声を上げ、実際の行動を起こすことができます。特に肉食を減らす、もしくは止めることは、努力すれば誰にでもできる地球温暖化抑制の強力な手段なのです。(『夢の地平線』4頁より)

 冒頭の「神に全択して、背中の荷物をすっかり放下(ほうげ)し、ただ感謝」。「感謝」とは勿論、「行動」を伴います。是非ご一緒に、3つの荷物を降ろしましょう。 再拝

 愛されるより愛する人生(令和5年9月)

 合掌、ありがとうございます。

 深刻な顔をしたおばあさんが、私の部屋に入ってくるなり話し出した。「息子が人にだまされて、2千万円の負債を負ったのです。それを解決するため、先祖伝来の山も畠も、家も屋敷も、売れるものは全部処分せねばならなくなりました。(中略)恵まれた70年でしたのに、70歳の今日になって、こんな苦労をするとは思いませんでした。早く夫のもとに行きたい、と死ぬことばかり考えています」「おばあさん、それでよかったのですよ。お話しによると、貴女の一生は愛されるばかりの人生でしたね。愛される人生は-(マイナス)ですよ。愛する人生が+(プラス)ですよ。ー(マイナス)の多い人生を送った人は、死ぬ時に寂しく死んでゆく人ですよ」(楠本加美野著『伝道物語』49頁より)

 これを読みましたとき、私は愛する人生をしてきただろうかと反省しました。

 前生長の家総裁・谷口清超先生は、次のようにお説きくださっています。

 例えばあなたがリンゴを包みに入れて持って行くとき、それは本当はリンゴであっても、外観は包みである。しかしそれを人にあげる時、「それは包みです」とは言わないのであって、外見は「包み」でも、「これはリンゴです」と言うだろう。それが本当の表現法である。従って人間でも、現象的な外見は「罪の子」のようでも、本当は「神の子」だから、吾々は神の子・人間と言うのだ。(『新生と解脱のために』70頁より)

 ただこれがなかなか言えないのですが、各務教化部長は、良い祈りの言葉を教えて頂きました。

 私の心がその人の実相を、その人の素晴らしい実相を観る私の心が愛の心になりますように、どうぞ神様!私の中にね、愛をください。(平成8年4月1日発行『愛のネットワーク宝蔵』生長の家創始者・谷口雅春先生御文章より)

 これは、私の心がその人の実相を観る事が出来るように私を変えて下さいというお祈りです。そして常日頃は、大阪手帳に自分の家族、会員・行事参加者、地域・職場の方、お世話になった人、気になっている人等の名前を記入し、「○○さんありがとうございます」「○○さんが益々幸福になりますように」の祈りを1日1回祝福(唱える)、時間と場所はどこでも良いのです。

 相愛会は、7月よりこの祝福讃嘆をお勧めするため、さらにはご先祖様に感謝を申しあげるため祝福讃嘆行・霊牌供養推進のため統括特命担当を小田惠造さん、祝福讃嘆行推進特命担当を片野實夫さん、霊牌供養推進特命担当を増井光明さんにご就任頂きました。この方々を先頭として、祝福讃嘆、霊牌供養をさらに実践しましょう。 再拝

 ご先祖や先達の霊牌を書きましょう(令和5年8月)

 合掌、ありがとうございます。

 故・楠本加美野・本部講師は「先祖供養と光明化運動」と題して次のように書かれています。

 親に感謝しないで先祖に感謝することは出来ません。なぜかというと、先祖の初めは親であるからであります。生長の家式に先祖供養をしますと霊界で先祖が生長の家になり、光明化運動をしてくださるようになります。霊界と現界の関係は、現界は霊界の写しであり、密接な関係がありますから、霊界を変えれば現界が変わるということです。(前生長の家総裁・谷口清超先生監修『求道と伝道のために』生長の家本部編251頁より)

 私は母から生長の家を伝えられました。唯物思想に走りかけた18歳の時、岐阜教区の高校生練成会に行くように勧められ、入信しました。この私の変わりように父が驚き、父も入信しました。母は愛知教区豊橋道場でお世話していました。残念ながら練成会初日に交通事故で他界しました。寿命だと思います。しかしこの母から度々、連絡があります。亡くなってから、宇治別格本山の流産児供養を引き継ごうと名前を整理していると、知らない名前があり、兄にも尋ねましたが、わからないとのこと。しばらくして、母が夢に出てきました。綺麗な水色の着物を着て、横に子供を連れていました。すぐにこの子だと思いました。私は、いつもいつも活動において迷うときは、母に呼びかけます。するとすべて良き方向へ導かれます。

 現在、大阪教区は、各務教化部長のご指導のもと、光明化運動の先達の霊牌供養を推奨されています。相愛会も役員や会員の皆様が、霊牌を書かれ、私も歴代の教区連合会長や地元相愛会長、お世話になった講師の方々の霊牌を書いております。それによる先達の皆様のご協力のお陰でしょうか、今年度の相愛会員の新規入会は、現在手続中も含め9名(月1~2名)も予定しています。教化部へ来られたK氏を此花相愛会の花光会長が丁寧にお世話されて入会、高鷲相愛会は阿部会長が身内を2名入会、江口相愛会は國分講師が同相愛会の会員の身内を入会、茨木北部相愛会は増田会長がPBS活動を通して身内を2名入会、旭区相愛会は三井講師がお世話されている聖使命会員を1名入会など、正に顕幽相携えた光明化運動になっています。また、7月には、宇治別格本山の一日講話に、新たに入会された壮年層会員など16名が参加され、壮年層活動も活性化しております。今後も先達の霊牌供養を勧めましょう。そして、ご先祖の導きを受けながら、人類光明化運動・国際平和信仰運動・自然と共に伸びる運動・新しい文明の構築、さらにはP4U(Peace for Ukraine)を発展させましょう。 再拝

 脱原発を日々の生活に(令和5年7月)

 合掌、ありがとうございます。

 紀伊半島に原発が1基もないのをご存じでしょうか?『THE BIG ISSUE(2016年10月号)』によると、1967年に当時の労働大臣が和歌山県に原発誘致を発表、地元の住民が誘致反対の会を結成、以来23年間地元の町民と漁協の方が反対運動を繰り返し、1990年反対派の町長が誕生し、原発推進が止まったのです。従って日本には現在54基の原発がありますが、広い紀伊半島には1基もありません。その日高町の近くに阪急総連江口相愛会の國分靖雄さんが住んでおられ、反対運動を目撃されていたそうです。生長の家は、自然と共に伸びる運動、新しい文明の構築として脱原発を訴えていますが、ふと普段の運動が役に立つのだろうか?と思う時があります。でもこの記事を読むと、頑張ればできるのだと思いました。ただ生長の家の運動は、原発が危険だから反対だけでなく、日々の生活においても実行をして行きましょうといっています。電気は生活には必須ですから、大切にしようと。

 最近、私は約20年前に購入した洋服ダンスの蝶番が割れて、扉が落ちそうになっていたので、買い換えをするため、近くの家具団地の店を見て回りました。するとその中で「家具を修理します」という店があり、頼んでみました。すると壊れた蝶番を新品に替えてもらい、見事に蘇りました。お陰で、本体のごみも出さず、家具を作るにも、また処分するにも大量の電気が使われますが、それを少し減らすことができました。費用も約5分の1で済みました。生長の家で、クラフト倶楽部の活動(資源を大切にする)を教えてもらってなかったら、きっとあっさり買い換えていたと思います。また、今回「生活の記録表(家庭の電気やガス、水道、灯油、ガソリン、自然エネルギーの使用量を記録する表)」を整理すると、2022年度が2012年度と比べて、電気代が約30%減、CO2は約45%減(電力を自然エネルギーに変えた影響が大きい)と、わかりました。記入していただけですが、減った量に自分でも驚きました。

 人類のいま置かれている状況を理性によって正しく理解され、原発に依存する“エネルギー中毒”の生活から遠ざかる道へと、決然として歩み出されることを願ってやまない。それが、私たちの子や孫世代のための責任ある決断だと考える。そのような道の一つとして、本書では宗教的な立場から「自然の背後に人間以上の価値を認め、自然物に四無量心を行じる生き方」を提案している。(『次世代への決断─宗教者が“脱原発”を決めた理由─』はしがき6頁より)

 日々を、自然と共に楽しく、倫理的な生活を行い、まわりの方にもお勧めしましょう。 再拝

 地球にとって人間は、いない方が良い?(令和5年6月)

 合掌、ありがとうございます。

 私は会社員の時、環境推進部という部署で、会社の事業において地球環境を守ることを促進する仕事をしておりました。ただそこでは、「人間がいなければ、地球は守られる」ということを皆が知っているが、「それは極論」と、誰も触れず、答えを出しませんでした。

 それについて、4月の定例講師研修会で各務教化部長は聖典などから次のように回答を下さいました。

 人に食べられない野菜はだんだん貧弱になって雑草と区別できない貧弱なものになってゆきますが、人に食べられる野菜はその種族が保護されて毎年いっそう立派なものになる。(中略)樹木でも適当に切られなければよいぐあいに元気よく育つことはできない。樹木はこれを切ってくれる人があるのでいっそう大きく元気に育ってゆくことができるのです。

(中略)むろんむちゃくちゃに伐ったらいけませんけれども、神の智慧、仏の智慧が顕れてきて、行なうところ矩を超えないようになり・・・(生長の家創始者・谷口雅春先生著『生命の實相』第39巻42~43頁より)

「人間はこの地球を調和ある姿に繁栄させていく使命をもつ神の子であり、仏である」(生長の家総裁・谷口雅宣先生著『今こそ自然から学ぼう』116頁より)

 つまり、人間がいない方が良いのではなく、良くするための使命があるという事です。眼からうろこでした。そしてふと、家族も同じではと。「ケンカをしたくなければ、家族はいない方が良い?」いいえ、「家族は愛するためにある」と思いました。そのためには、各務教化部長は、「主人は奥さんを、奥さんは主人の良いところを見つけ讃嘆しましょう」とご指導頂いています。ただその前に「自分を讃嘆しましょう」とも。さらに「会員の皆様も讃嘆しましょう」と。また「神想観もしっかりしましょう。神想観は毎日することが大切ですが、そこまでできない方は  “5分間神想観”  でも良いです。(5分間神想観とは、招神歌・世界平和の祈り・光明思念の歌)」と、ご指導いただいています。(ある会員にこの神想観を勧めたら、早速継続的に実修できるようになったとのことです。)これらによって、会員が増え、人類光明化運動、国際平和信仰運動、自然と共に伸びる運動、新しい文明の構築が益々発展します。相愛会では、祝福讃嘆行などを、5月21日「相愛会一日見真会」で研修いたしました。参加された69名の皆様が、皆喜びいっぱいでした。それを家庭で、職場で、光明化運動の中で、実践していきましょう。 再拝

「お父さんが信ずる宗教なら間違いない」を目指そう(令和5年5月)

 合掌、ありがとうございます。

 先日、家族でご飯を食べているときに、娘が「将来パパみたいな人と結婚したい」と! おおお~、なんとよい娘に育ったことか!「優しくて、家族思いで・・・(まだ色々とほめてくれた)」「うんうん、そうだね」私も主人もニコニコ。「んーでも、もうちょっと背が高くて、やせてて顔が・・・(まだ色々けなされた)」。主人は「それ、理想の人、もう全然俺じゃないやん。」上げて落とされたね、パパ・・・。でも家族はパパに感謝してます。娘はもうすぐ高校3年生、一緒に過ごせるのも、もしかしたら、あと1年かも。この時間を大切にしようと改めて思いました。

 これは、金沢港鮮魚パック(有)T社のチラシのNさんの文章でした。すばらしい親子の会話でした。なぜこれを紹介したかと言いますと、最近近畿ブロックの懇談会で、ある本部講師から「20年程前は、もっと多くの会員がいました。なぜ、今いないのでしょう。それは、私を含めて、私たちの世代が「あの、おとうさんが信ずる宗教なら間違いない」と言われるような生活をしていなかったから、家族に伝わらなかったのです。つまり、言っていることと、やっていることが違う、言行一致の生活をしていなかったから、家族に伝わっていないのです」という主旨のご指導を頂きました。前述の親子の文章は、正に生活において、理想的と感じたからです。

 “愛を行ずることによって神と一体となれ。” 愛を行ずることによって、あなたは神と一体となり、神の智慧を受信し得るようになるのである。愛を行じないでいて「わたしは神の子、神と一体である」と念じても、それは観念の遊戯であって本当に神と一体であるわけにはゆかない。観念上の空念仏では、神と一体の実を挙げることはできないのである。(生長の家創始者・谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』244頁より)

 私は、久利修・前教化部長が実行されておられた、朝起きたときの家族への挨拶「愛する◯◯さん、おはようございます」を先月から始めました。またPBS活動のひとつである、生ゴミをためて堆肥にして、野菜を育てることも昨年から始めました。「あのお父さん信ずる宗教なら間違いない」と言われることを目指しています。奥様やお子様達に会員になって頂くためには、この言行一致を努力しましょう。これは家族だけでなく、知人も同じです。「あの人の信ずる宗教なら間違いない」と言われるように行動で示して、ネットフォーラムにお誘いし、「人間は神の子である」、「神・自然・人間は本来一体である」という真理を、お伝えしましょう。 再拝

 神想観三昧の信仰生活をしよう(令和5年4月)

 合掌、ありがとうございます。

 先日、私が元町を歩いていますと、幼い子供が親と一緒に町へ伴れだって来ている。その幼児が親に先立って興がって、ずんずん親よりも先に小走りに歩いて行く。しかし時々振返って見て親の顔を見て、この通りを歩いて往っても好いのかということを親の表情で悟るのです──私は思いました。この振向いて見るというのが祈りだと。

 これは、私が神想観の説明をする時必ず引用する生長の家創始者・谷口雅春先生著『新版 詳説神想観』40頁の御文章です。このように、いつもいつも神様に振り返るとすばらしい「信仰生活」が現れるのです。では、「信仰生活」とは何でしょうか。
 信仰生活とは冬が来てから綿入を縫えと言うような生活ではない。秋から冬に要る綿入を縫うて置いても、それは『取越苦労』ではない。心が整えば秋から冬に要るものがちゃんと判って、自然法爾(ひとりで)に其の要る物を用意したくなるのである。(生長の家総裁・谷口雅宣先生監修『“新しい文明”を築こう』上巻203頁より)

 この「自然法爾(ひとりで)に其の要る物を用意したくなる」ためになる方法が神想観なのです。私はあらゆる場面でまず祈ります。例えば、この新天地の原稿を書く前に何を書いたら良いのか、毎月のネットフォーラムの解説講話の内容を考えるときも同様です。「どうか神様、参加者の皆様がよろこんで頂ける内容を、我を通じて、神様がお伝えください」と。もちろんうまくいかず早口で話したり、時間切れになったりと失敗はよくあります。でもそれはそれで、良しとします。もっと身近なことでは、先日車のキーが紛失、焦りましたが「神様、神様」と祈りながら探しましたらしばらくして見つかりました。身内に病いの話があった時は、本部道場への神癒祈願はもちろん21日間は、特別な祈りと聖経を誦げ、事なきを得ました。生長の家の運動も同様です。日々会員の皆様全員の「祝福の祈り」をさせていただくお陰で、元会員が再入会の申し出があったり、身内が入会することにもなりました。相愛会全体の活動も先月末には、「特別誓願推進のためのネットフォーラム」(総本山とコラボ開催)が春爛漫の大盛況となりました。そして今月1日には、新教化部長・各務洋行先生ご就任歓迎と教勢発展のための聖経『甘露の法雨』33巻連続読誦という初の企画が会員から出され、朝7時から夕方6時まで33名の先導者で、Zoomを通して連続読誦させて頂き、益々相愛会は発展致します。神想観三昧の生活を皆様と共にいたしましょう。 再拝

 活動の取り組みは「祝福の祈り」とともに、実現しよう(令和5年3月)

 合掌、ありがとうございます。

 さて、前生長の家総裁・谷口清超先生著『運命の主人公』に、次のように説かれています。

 よき「言(ことば)」がよき人生をつくりあげ、よき「言」によってよき環境が引き寄せられてくることを、疑うことは出来ないのであります。「声字即実相(しょうじそくじっそう)」といい、「太初(はじめ)に言あり、言は神と偕(とも)にあり、言は神なりき。(同書335頁より)

 私たちの運動も同じです。2023年度相愛会は、よき「言」の展開として全総連が活動の具体的な取り組みを立案、文章化して頂きました(「運動具体策・別冊」参照)。各総連の上位の主な項目を紹介します。市内第一総連:聖使命をはじめとする各運動目標の達成。毎月・毎週ネットフォーラムなどで研鑽。総連会議にて運動を協議・推進等。阿倍野総連:早朝神想観とその後ゴミ拾い。真理の拠点拡大の努力等。阪急総連:毎日の神想観にて祝福讃嘆の祈り実修。家庭訪問によるネットフォーラム参加促進。PBS活動等。三島総連:聖使命会員拡大のための感謝と祝福の祈りとして聖使命会感謝奉納祭と大阪手帳の祝福の祈り。家庭訪問を組織拡大対策部と連携等。京阪総連:三正行と祝福讃嘆の祈り。聖使命会感謝奉納祭の開催。総連会議にて運動の方向性の明確化のためのコミュニケーションを図る等。大阪東部総連:家庭訪問により、ネットフォーラム参加促進。ネットフォーラム後の総連会議・別対面会議の検討など。南大阪総連:会員宅を訪問し、会員の意識向上を図り、各相愛会を活性化等。和泉総連:普及誌ポスト愛行。空き缶回収。和泉道場勉強会やネットフォーラム参加促進。自転車ツーリング等。

 皆本当に素晴らしい内容であります。この運動を具体的に実現するためには、全会員のかたのご協力が必要ですが、それには「祝福讃嘆の祈り」が大切です。その祈りの言葉は、2023年度大阪手帳14頁にすばらしい文章があります。何がすばらしいかというと、祝福の祈りというと普通は相手のかたの幸せや健康を思念するのですが、ここでは『世界には平和を、人には使命の自覚を、生活には美と豊かさと自然との大調和を与え給え』とあります。つまり単に「あなたの個人の幸福を祈る」だけでなく、「ともに手をたずさえて、世界平和を実現しましょう」という呼びかけの意味がこめられています。ぜひ、この祝福の祈りの言葉を唱え、前出の活動の具体的な行動を、「声字即実相」として実現いたしましょう。

 祈りは、吾々の持つ如何なる力よりも一層強力なる力なのである。(生長の家創始者・谷口雅春先生著『新版栄える生活365章』26頁より) 再拝

 瞑想を増やそう(令和5年2月)

 合掌、ありがとうございます。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、新年のメッセージにおいて、

 多くの人たちは、「地球環境や気候変動の問題を解決するなど、個人の力では何もできない」と考えているのではないでしょうか。(中略)そういう現状においては、社会を構成する人々の「心の中」に、その “倫理的力” を働かせるほかはない。その原動力になるのが宗教的信念であり、信仰である。(機関誌『生長の家』2023年1月号7~8頁より)と述べられております。その方法はというと、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生の御文章にありました。

 自分の生きる客観世界の出来事は、すべて自分の思いや行動の結果だ。(中略)瞑想を続けていくことによって、最初は頭脳的知識としての神の把握であったものが、次第に心で感じられるようになり、さらには生命の実感としての神が把握される。(月刊誌『白鳩』2023年1月号8~9頁より)
 つまり、暗い話を見聞きする中で、瞑想(神想観)の中で、善の世界を心に描くことによって、素晴らしい環境が現れるということです。

 私は、最近、地元のボランティア「枚方ゴミ拾い部」に参加しました。驚いたことは、約20名も集まり、若い世代がたくさんいました。小学生から青年、壮年の夫婦、親子(乳飲み子を抱いた母親も)、私が最年長(笑)。約1時間駅の周辺のごみを、皆さんとても明るく楽しそうに、拾いました。私の動きが一番遅いくらいで終わったあとは、皆笑顔いっぱいでした。この方たちはどうやって集まったかというと、Yさん(女性主婦)が、Facebookでグループを作り呼びかけているだけ(月1回程度)で、皆自分から参加します。今回も初参加者が3名いました。人の喜ぶこと、良いことを心に描き、行動するとこんなに人が、しかも喜んで集まってくるということを目の当たりに見ました。

 昨年末に教化部長・久利修先生に「相愛会員を増やすにはどうしたらよいですか?」と尋ねると、「幸せになる方を多くするために、祈る時間を増やすこと」というような意味のご指導を頂きました。早速増やしています。

 その後、何の活動をするかは、令和5年度の運動方策にたくさん載っています。例えば、「ネットフォーラムにて人間神の子を伝える」「世界平和の祈り(新バージョン)の実修」「(倫理的な生活のひとつとして)肉食を減らす」「野菜を育てる」「自転車に乗って自然を感じCO2を減らす」「物を大切にする手作り」「壮年層対象の神想観やネット座談会の開催」等々たくさんあります。どれからするかも、瞑想(神想観)をして導かれましょう。必ず、必ず明るい世界が現れてきます。 再拝

 新しい年を迎えて(令和5年1月)

 合掌、ありがとうございます。

 新年、明けまして、おめでとうございます。皆様も素晴らしい新春をお迎えになりましたことを、心からお慶び申し上げます。

 新しい年を迎えて、私は『日時計日記2023年版』の13頁を開きました。そこには、前生長の家総裁・谷口清超先生の御文章がありました。

 新しい年を迎えると、だれでも「今年こそ幸福になろう」と思う。逆に「不幸になりたい」と考える人はいないだろう。ではどうしたら幸せになれるか一口に言うと、正しい信仰を持つことである。神という言葉を使えば、「正しい神」を信じ、迷信や偽神に惑わされないことである。(『新世紀へのメッセージ』105頁)

 では、「正しい信仰」とは?と考えたら、前述の『日時計日記2023年版(上)』の表紙の裏に生長の家総裁・谷口雅宣先生の御文章がありました。

 今こそ日時計主義を(中略)この「日時計主義」こそ、実相独在の信仰と唯心所現の真理を体現した生活の実践だからです。つまり、現実的にはまだ「光明」が充分現れていなくても、現象の背後にある実相を信じて、それをコトバで認め、引き出すことで、地上に「光明」が現れる──そういう信仰と原理なくして、日時計主義は成立しないからです。(『日時計主義とは何か?』132~133頁)

 具体的に生活で何をしたら良いか?と思ったら、前述の『日時計日記2023年版(上)』6頁にある、3つの「倫理的な暮らし方」でした。①ノーミート、低炭素の食生活、②省資源、低炭素の生活法、③自然重視、低炭素の表現活動

 私は昨年、①では妻の協力を得て肉食を減らし、また畑をすることで地産地消、旬産旬消の野菜を食べ、②では天気の良い日に自転車で家内と近くの山田池公園に花や樹木を見るため出かけました。③では時々、ネットフォーラム等のお礼で絵手紙を出しました。振り返って見ますと、若い頃はいっさいやっていなかったことばかりです。お陰様で大変健康です。これをFacebookで個人として投稿すると、会員ではない知人からよく「いいね」をもらい、良いことは賛同して頂けることを感じています。

 この「正しい信仰」、「正しい神」の生活を今年度も相愛会員の皆様と行い、多くのかたに益々幸せになって頂くため、相愛会活動をすすめたいと存じます。皆様のご協力をお願い申し上げます。 再拝

 家族・知人を『社会貢献』「PBS活動」にお誘いしよう(令和4年12月)

 合掌、ありがとうございます。

 庭野平和財団が日本人を対象に2019年6月に行った調査「日本人の宗教団体への関与・認知・評価に関する世論調査」の報告書によると、新宗教が「信頼できない」67%、「わからない」29%、「信頼できる」4.1%とのことでした。「わからない」の29%の人たちは、良い印象を持つ人になる可能性があります。その方法は、「社会貢献」ではないかと私は思うのです。といいますのは、私は地元のゴミ拾いボランティアグループ「枚方ボミ拾い部」に所属し、時々参加。また、自治会の子供食堂のお手伝いボランティアも最近始めました。そして、それをFacebookの個人投稿にアップしております。すると、Facebookの知人が、「いいね」をいつも押してくれます。その中には、以前に講習会をお誘いし、断られた方もいます。これに伴ってもう1つ思ったことは、これは社会貢献だけでなく、家族に生長の家を伝える方法も、それがPBSに当たるのではないか?ということです。私もなかなか家族が、行事には、あまり振り向いてくれません。しかし、最近、畑を耕すことを手伝ってくれました。また、教区の植樹祭(11月開催)にも参加してくれました。また、此花相愛会の花光義正さんは奥様とサツマイモを育てています。茨木北部相愛会の増田幸隆さんは奥様やお子様らと一緒に野菜を育て、そこへパパ友やママ友をお誘いし、ごく普通に普及誌を手渡しされています。東山本第一相愛会の後藤清人さんはじめ、大阪東部総連の皆様は、空き缶回収や植樹など体を動かす活動を通じて、誌友さんのご家族を会員として増やしています。泉南相愛会の高木信久さんは、母親と野菜を収穫しています。そして、これら全てが素晴らしいのは、皆が皆、本当に楽しくやっていることです。『人類同胞大調和六章経』に、次のように説かれています。

 ひとりひとりの人間は、その肉体的あらわれを見れば、他のすべての人間とは互いに個々別々に分離しているかのように見えるけれども、その実相は、互いに大生命とのつながりに於いて一体であり、相互に “あるべき位置” にあるべき姿と、あるべき量とを保っているのである。(同書32~34頁より)

 このように誰にも備わっている「実相」、人のために尽くす「愛」、自然と共に生活する「喜び」が、「社会貢献」や「PBS活動」で繋がっていくからだと思います。それは、やがて聖使命会員・普及誌購読者・相愛会員の拡大の対象者となっていきます。「社会貢献」や「PBS活動」にまず、家族・知人をお誘いしましょう。再拝

 生長の家のファーストペンギンとは(令和4年11月)

 合掌、ありがとうございます。

 最近、『ファーストペンギン』というテレビドラマを観ました。これは漁師さんたちが、今のままでは生活がやっていけない、その中である女性が前例にとらわれない事業の提案、魚を従来の漁業組合を通して出荷するのではなく、直接消費者へ販売することを進める勇敢な話で、実話を基にしているそうです。

 “ファーストペンギン”  とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海の中へ、獲物を求めて最初に飛び込む勇敢なペンギンのことで、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を意味するそうです。ただ、ドラマであるように、従来の方法を変えると猛烈な反発(漁業組合からの圧力、妨害など)があるわけです。

 これは、生長の家の『大調和の神示』にある「天地一切のものと和解せよ」には反します。では、どうしたら良いのか? それは、機関誌『生長の家』2022年10月号1頁『法語』「新しきアイディア」にあります。

 今は技術革新の時代であると共に、経営管理の革新時代でもある。毎日神想観して、神に対して波長を合わし、新しきアイディアを神から授かる者が、実業界でも勝利を得ることになるのである。

 神想観中に「神は毎日一層わが事業の発展するために新しきアイディアを加え給う。私は心を空しくして神のみこころに傾聴し奉る。神から啓示し給う新しきアイディアに対し素直なる心をもってそれを感受するのである」と念じて本当に素直なる受身の気持で啓示を期待することにしていると、神想観中にそのヒントが思い浮んで来る事もあるが、聖経『甘露の法雨』の読誦中に啓示が来ることもあり、また、仕事中に、よきアイディアが浮んで来ることもあり、誰かが良い考えを持って来て話してくれることもあるのである。それを素直に受けて、直ぐ実践に移ることが必要である。

 神様に導かれれば、調和して進められるわけです。これが「生長の家のファーストペンギン」なのです。

 相愛会の最近のネットフォーラムはやや参加人数が減ってきました。そこで、10月より多くのテーマによるネットフォーラムを開催しています。聖使命・先祖供養勉強会ネットフォーラム、また特別誓願推進コラボネットフォーラム、そして11月は「幸せな結婚のためのネットフォーラム」もあります。当然、多すぎると思うかもしれませんが、それは、従来とは異なる新しきチャンスです。神想観を実修し、祝福しながら参加推進をすると、ちょうど良いタイミングで、ちょうど良い方をお誘いできます。ネットフォーラムを楽しく開催しましょう! 再拝

 信仰と生活と、そして運動の一致を(令和4年10月)

 合掌、ありがとうございます。
 世の中のニュースを見ると、ウクライナ侵攻は終わりが見えず、地球温暖化による異常気候で災害は発生、コロナ感染は注意してもまわりに拡がり、尖閣諸島に影響する中国の台湾侵攻のうわさなど、暗い話が多い昨今ですが、そんな中で生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生の御文章が眼にとまりました。
 地球の自然を見ると、何と美しく、大きな秩序が保たれた楽園であるかと思う。それを人間が欲望のままに破壊して、危機を招いているのだ。その上戦争とはどうかしていると思わずにはいられない。
 けれども私は希望を捨てない。人間の中にある良心が、世界の良識が、人々の心からの祈りが、目には見えない所で大きなうねりとなって現れてくるに違いない。(生長の家月刊誌『日時計24』2022年9月号20頁より)
 希望をすててはいけないのです。では、どうすれば良いかということについては、生長の家総裁・谷口雅宣先生の祈りにあります。
 ある環境で仕事がうまく行かなければ、別の環境や別の時期を選べばよい。現象が八方塞がりだと嘆くなかれ。実相には、無限アイディアと無限可能性が満ちている。それを受信せよ。生かせよ。表現せよ。そのためには神想観を実修し、神に心を合わせよ。
 我、神の無限アイディアと知恵と生命力に感謝し奉る。(『人類同胞大調和六章経』98~100頁より)
 9月から新体制の相愛会長をはじめとする正副総連会長、三役、正副対策部長などの役員のかたがたに就任いただきました。皆々様は、新しい立場で、人類光明化運動、国際平和信仰運動、自然と伸びる運動、新しい文明の構築において、あらためて何をすべきかを神に祈り、9月25日「相愛会長全体会議」で発表を頂きました。そして行動を開始しております。具体的には、10月2日に跡見晶子講師による「聖使命勉強会」、10月30日には総本山とコラボ開催の「特別誓願推進のためのネットフォーラム」、11月6日には宇治別格本山とコラボ開催の「幸せな結婚のためのネットフォーラム(仮称)」などを予定しています。ここに至るためには、会員の皆様が、日々の生活において三正行を実践する「信仰と生活の一致」を行い、そしてその喜びを今度は、地元相愛会ネットフォーラムにて持ち寄って発表し、さらに多くのかたを教区ネットフォーラムへ、祝福祈願しながら参加促進する「信仰と生活の一致」が必要です。これが、今の世の中をさらに明るく、輝くものにする秘訣です。ぜひご協力をお願い申しあげます。 再拝

 就任の挨拶(令和4年9月)

 合掌、ありがとうございます。
 この度会員の皆様のご推挙により相愛会連合会長を引き続き拝命することになりました。振り返ってみますと、この3年間は本当に会員の皆様のご協力により、すばらしい光明化運動を推進いただきました。あらためて御礼申し上げます。その結果は、昨年度の全国の相愛会組織のなかで教区優秀賞を頂いたことに現れております。その中身は運動の根幹であります聖使命、普及誌、会員拡大がこの3年減少傾向ではありますが、その下降カーブはゆるくなり、今年度は上向きとなっていることでも出ています。それはコロナ感染拡大による対面行事ができなくなって、本来であれば激減するところではありますが、ZoomやLINEを駆使して、誌友会に変わるネットフォーラムや各種勉強会(壮年層勉強会、総裁先生御著書勉強会、普及誌を味読する集い、スマホ勉強会)と相愛会主催のネットフォーラム(祈り合いの神想観、浄心行、特別誓願総本山合同、先祖供養宇治別格本山合同)にて、真理の研鑽と行を途切れることなく行っていただいたからです。また並行して、各種会議(三役・総連会長会議、地元相愛会長会議、各対策部会)も活発に進めていただいた賜でもあります。活動においては、夫婦・親子が顔を出す微笑ましい会場が増え、SNSになれた若い世代の参加が増加し、またボランティア活動の中から新入会員が生まれる従来にない新しい傾向が出ております。しかし、一方で世界を見渡すと、ウクライナ危機、地球温暖化による自然災害など目を覆うばかりのことが大変多く発生しております。ただ私たちはそういう環境のなかでこそ、真理の書に眼を向ける必要があります。生長の家総裁・谷口雅宣先生編著『人類同胞大調和六章経』24~25頁には、私はすべての人間の内に如来の実在を感じ知るのである。わたしはすべての人間を如来として愛せずにはいられないのである。“愛する”その極点が礼拝である。わたしはすべての人間を礼拝せずにはいられないのである。わたしがすべての人間を礼拝するとき、すべての人間はわたしを礼拝するのである。この礼拝の心を持って次の御文章(同書107頁)「現象はナイ」と言って目をつむるだけでは、「フェイクニュース」を叫ぶ愚かな政治家と変わらない。「現象はナイ」の教えは、「現象は人間の心に原因があるのだから、その心を変えることでナイ状態にすることができる」という意味である。を噛み締めて光明化運動を進めていきたいと考えます。神想観をもっと行い、大阪手帳の祝福名簿を活用して毎日を祝福讃嘆三昧、そして聖典等も拝読して心を研鑽し、PBS活動もウクライナ支援も個人の信仰と生活の一致として、楽しく明るく行っていきましょう。 再拝

 『人類同胞大調和六章経』を読んで(令和4年8月)

 合掌、ありがとうございます。

 テレビ画面に戦いの映像が連日映っても、それは仮の相である。憎しみに燃えた人々が街頭で拳を振り上げても、それは仮の相である。「何百人が死んだ」との報道があっても、それは仮の相である。(生長の家総裁・谷口雅宣先生編著『人類同胞大調和六章経』62~63頁より)

 正にこれは、最近のテレビ映像そのものを現している文章として感じました。そして、そこでどうするべきかについて、次のようにありました。
 第一幕は「戦い」であっても、第二幕において「平和」や「信頼」を演じることは、我々にはできるのである。なぜなら、我々の心が「戦い」を演じたその同じ方法によって、「平和」も「信頼」も演じることができるばかりでなく、「平和」や「信頼」はもともと神の世界に実在する “本物” であるからである。(同書72~74頁より)

 私たちは演じることができると示されています。さらに・・・
 「現象はナイ」の教えは、「現象は人間の心に原因があるのだから、その心を変えることでナイ状態にすることができる」という意味である。(中略)私たちの心が変われば、当然のことながら、私たちの行動や生き方も変わる。いや、変わらなければならない。(同書107~108頁より)とお示しいただいてます。

 先日、相愛会で対面式誌友会アンケートをしたところ、「オンラインは参加人数も少なく、主催者関係者のみで拡がりが少ない」という意見がありました。一方で、あるネットフォーラムの座談会では、住永哲一講師が、「ドイツで誌友さんが病気に罹ったので、21日間毎晩11時から一緒に祝福祈願したら治った」という素晴らしい体験を聞いて感動しました。また、「世界平和の祈り(新バージョン)」を祈れば、ウクライナに平和も届くとも、思いました。

 ボルシチを食べているだけでは何も変わらない。それはやっている間にみんな感じる。じゃあどうしたらいいのか、を考えてほしい。インタビューでもどうしたらいいか聞かないでさ、こういうのはどうでしょうか、というのが出てくるのがいいですよね。(機関誌『生長の家』2022年7月号17~18頁より)

 現在できることはネットフォーラムです。ただスマホを見ているだけでなく、どう参加者を増やすか、考えましょう。それはマスクをした家庭訪問かもしれません、電話かも。畑ではジャガイモを家族で掘ることかも、空き缶回収などのボランティアでも、葉書で案内することでもよいと思います。ウクライナでモヤモヤしている人たちが、真理を聞きたいと待っています。心を変えて、世界平和を祈る場を賑やかにしましょう。 再拝

 「聞くということ」と会員拡大について(令和4年7月)

 合掌、ありがとうございます。

 先日、ある相愛会員から「会員が高齢化する一方で、新しい人も入らないし、どんどん減っている」という嘆きを聞きました。幹部の方の共通の悩みなのかもしれません。しかし、幸いにも大阪教区連合会は、2021年度に新規入会や青年会からの異動、他教区からの転入が16名、今年度もすでに4名が新規入会されました。勿論、退会や昇天する会員もいますので、全てこれだけ全体が増加しているわけではありませんが、新規の入会者は間違いなくいるということです。この拡大推進をよくされている方の活動を紹介します。一つは「聞くということ」です。これについて、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、次のようにお説きくださっています。

 聞いてあげることによって、その人は自分の人生を否定的に思っていたのが、いろんなことを思い出して、自分の人生を肯定的にとらえたり、あるいは意味を見いだしたり、生きがいとかそういうものを得ることができるということを知りました。(機関誌『生長の家』2022年6月号6頁より)

 一方的に真理を伝えることではないのです。その「聞くということ」について、東山本第一相愛会・後藤清人講師(昨年度2名拡大)は、育樹やアルミ缶回収のボランティア活動という体を動かす場所において、相手の方の様子を聞き、一緒に活動する中で、相愛会への入会を勧められました。また、此花相愛会の花光義正講師(昨年度6名、今年度3名拡大)は、行事に参加された未会員の方とのコミュニケーションで、まず相手の方の様子を聞き、メールや電話で丁寧に連絡を取り続け、悩みがあれば、寄り添いながらその方の相談を受け、さらにご自身の体験を伝えるなど、数か月から、場合によっては1年以上にわたってお世話されました。勿論、神想観や日時計日記による祝福讃嘆行の実修もされています。(詳しくは、機関誌『生長の家』2022年5月号48頁を参照)

 私たちは現象的には、会員拡大がつい困難と思ってしまいますが、生長の家創始者・谷口雅春先生は、次のようにお説きくださっています。

 現象界の周辺は限られたる領域を定められてあるように見えるけれども、魂の世界には何の限定も存在しないのである。(中略)それは超空間に伸びひろがり、極微の世界の奥にある極大の世界次元に達するのであるから、それほど壮快なる冒険はないのである。(『聖経 続真理の吟唱』126~127頁より)

 これらお二方の推進活動は、正に愛他行の実践例であり、空間を超えた拡大に繋がっています。私たちも後に続きましょう。 再拝

 P4Uと共に接する人に愛を(令和4年6月)

 合掌、ありがとうございます。
 皆様はP4U(Peace for Ukraine)、ウクライナ支援について想いを寄せておられると思いますが、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、これについて機関誌『生長の家』2022年5月号「恵味な日々」に「はっ」とする次のような御文章がありました。

 それと共に、私にできる世界の平和に貢献できることは、自分の接する人を愛することです。親切を尽くすことです。笑顔で挨拶することです。世界の平和を願うと言いながら、夫婦や家族がいがみ合っていては、それは平和ではありません。自分の都合を優先せず、目の前の人に愛を尽くします。(同書21頁より)

 身の引き締まる思いでした。これを学ぶ方法として、教化部長・久利修先生が、最近講師会で「美しき心の伝道者に学ぶ」というテーマでご指導頂いていますので、私も藤原敏之先生(元宇治別格本山練成部長)の御著書『救われ済みの人生』を読みました。

 私のところに子供がどうにもならんというて相談に来る人でこういう人があります。「あんた主人に感謝してますか」と聞くと、「ええ、ええ、もう感謝のしづくめでございますわ」「よろこんどるんですか」「ええ、ええ、もう喜んでますとも、良い人ですから」「ありゃ、それはいかんよあんた」(同書195頁より)

 これに私は「えっ?、感謝だけで良いのではないのか?」と思いました。その答えは次の文章でした。

 いい人だからとか、言う通りになってくれるから喜んでいるというのは、そんなのじゃだめですよ。どうやって相手を喜ばすか、どうやって相手のために尽くすか、子のために一所懸命奉仕して、尽くす喜び、これを与える喜びといいます。(同書195頁より)

 感謝だけでは、奪っているだけ。積極的に喜ばすことを考えるのが本当に仲の良い夫婦である、こう考え方を変えると子供の問題は解決すると書いてあります。あらためて眼からウロコが落ちた思いでした。

 これは接する相手が家族のことですが、周りの人たちには、普及誌を渡すことが愛することです。新しい方にお勧めすることはもちろんですが、すぐそばの相愛会員の方々で購読されていない方、継続切れがないかを調べてお勧めすることも大切です。現在相愛会事務局では、毎月その対象者名簿を各総連の総連会長や推進担当に配布しています。相愛会長様にお問合せいただき、ぜひお勧めをお願い申し上げます。 再拝

  「てぶくろ」の世界が自然界に(令和4年5月)

 合掌、ありがとうございます。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、【九折スタジオから(79)】──「ウクライナに平和を(2)」の中で、ウクライナのことを学びましょうということで、ウクライナの絵本『てぶくろ』を紹介されています。内容は、おじいさんが森の中で落とした1つの手ぶくろに、ネズミやカエル、キツネ、イノシシ、熊などが次々と仲良く入ったというものです。これは、小さな手ぶくろに、大小様々な、しかも敵対する動物が入るという実際にはあり得ない話であります。ただ、これを読んだ後、それに近い自然界の話を思い出しました。それは次の新聞記事「アマミノクロウサギ」です。
 希少生物という言い方自体、紋切り型になっていて驚きの足りない印象がある。当欄は初々しくびっくりすることから始めたい◆ウサギが地球に現れたのは6千万年前とされ、14種いたといわれる。その後、14種は3種だけを残して滅び、約1千万年前に出現したのがいまのウサギだという。残った3種のうち1つが、アマミノクロウサギである◆奄美大島、徳之島だけに生息するのは大陸の変動が関係する。ユーラシア大陸から切り離された2つの島に隔絶されたことで、他の生き物の影響を受けず、化石にならずとも太古の生命の姿を今に伝えている◆生態も謎が多い。本紙記者が1980年代に集めた地元の人の証言が興味深い。冬、ウサギの巣穴にハブが入り込むのを見た。中をのぞくと、ウサギに巻き付いて寝ていた。ふさふさの体毛で暖を取っているように見えた。ウサギはハブをほどいて外出し、戻ると平気な顔で再びハブに巻かれた。ご近所付き合いが上手な生き物であるらしい◆両島と沖縄島北部、西表島の世界自然遺産への登録が確実になった。ドラマもひそむ。(読売新聞2021年5月21日「編集手帳」より)
 自然界では、本当に、神・自然・人間が大調和していると改めて感じたわけですが、自分が感じていただけだと思ったのは、育てているソラマメを畑で見た時です。何か新芽のところが黒っぽくなっているので何かなとよく見ると、針の先ほどのアブラムシらしき虫が群がっていました。しかし、アブラムシも生きる世界があると考え直し、あまり食べすぎないように頼み、パラパラっと払いました。大調和とは実際に体験してみないと、身にはつかないと思いました。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、先述の動画で新バージョンの「世界平和の祈り」を発表されています。「すべての動物・植物・菌類の御中に愛と平和と秩序と中心帰一の真理を満たし給う」を祈り、生活の中で実践いたしましょう。 再拝

 明るい方向を向き、光に向かって進みましょう(令和4年4月)

 合掌、ありがとうございます。

 最近マスコミ報道を見ていたら「ウクライナへロシア侵攻」、「新型コロナ感染第6波終息は何時か」など暗い話が大変多く、気が滅入ってしまいました。そんな時、生長の家総裁・谷口雅宣先生が3月1日「立教93年生長の家春季記念日・総裁法燈継承記念式典」で、立教当時の時代背景を紹介されたことを思い出しました。

 此の恐るべき恐怖心を人生より駆逐すべき道を示さんとするのが『生長の家』の念願の1つである。

 当時、暗い状況の中で世界中に恐怖心が広がっていたときに、谷口雅春先生は「光明化運動」を立ち上げられたわけです。(中略)

 「戦争が始まるのにゲラゲラ笑っていられるか」と思う方がいるかもしれませんが、日時計主義は「笑えば、ただそれでいい」ということではありません。現象世界は人間の心によって作られる世界だから、「暗い暗い」と言っていれば、いつまでたっても暗い状態から抜け出すことができない。我々は、みな一致協力して「明るい方向」を向き、「光に向かって進んでいこう」ということです。こういう考え方のもとに生長の家の運動は始まったのです。(『信仰による平和の道』294~299頁より)

 私は、これを忘れていました。今こそ「明るい方向を向き、光に向かって進む」ことが必要です。NHK朝ドラ「カムカムエブリバディ」でもルイ・アームストロングの「On The Sunny Side Of The Street(明るい表通りで)」の「明るい表通りを歩けば、足元の塵もいつか金に変わるんだ」という歌が好評です。

 では、「明るい方向を向き、光に向かって進む」とは何をしたらよいのでしょう。生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、次のようにお説きくださっています。

 世界全体をそのような浄土にすることはとても難しい。けれども自分の家からあるいは自分の周りだけなら、それはできないことはない。(月刊誌『日時計24』2022年3月号20頁より)

 周りでできることは、PBS活動です。私は、最近家庭菜園の畑でとてもうれしいことがありました。チューリップとスイセンが芽を出したのです。球根を植えれば当たり前ですが、「自然農(無肥料、無農薬、無耕転)」を目指していますので、今回は昨年春に咲いた後、植えっぱなし、肥料はやらず、水はほとんど雨のみ、つまり自然にまかせました。出てくるかどうか、正直心配もありましたが、その芽を見たとき感動しました。自然の力の偉大さを、そして待つことの大切さも感じました。今こそ「明るい方向を向き、光に向かって進む」PBS活動を致しましょう。 再拝

 ハチドリのひとしずく(令和4年3月)

 合掌、ありがとうございます。

 これは、ちいさな力の大切さを教えてくれる南米アンデス地方の古くてあたらしいお話です。

 森が燃えていました。森のいきものたちはわれ先にと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり。くちばしの水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑っています。クリキンディはこう答えました。「私はできることをしているだけ」(光文社『ハチドリのひとしずく いま私に、できること』4頁より)

 このたび、相愛会の褒賞にて、大阪教区連合会は「優秀賞」をいただきました。ある教区の連合会長様から、「目標達成の秘訣は何ですか?」と尋ねられました。即答はできなかったのですが、そのあと前述の『ハチドリのひとしずく』を読んで、これではないか思いました。本部からご評価いただいた理由は、コロナの感染拡大において活動しにくい中でも相愛会員ひとりひとりの皆様が、慣れないスマホやパソコンを片手にネットフォーラムや会議を果敢に開催し、聖使命会員や普及誌購読者を拡大し、本部目標を達成。そして退会や昇天で会員が減少する中でそれを上回る新規会員を拡大いただきました。特に壮年層が増えました。そしてアルミ缶回収や清掃奉仕などの社会貢献活動。また組織力をつけるための、壮年層勉強会や伝道ロールプレイング、「総裁先生御著書勉強会」や普及誌の良さを再確認する「普及誌を味読する集い」、スマホ勉強会等を開催いただきました。特別誓願もPBS活動も毎月担当副会長が拡大をお願いしました。これらすべてを支える膨大な事務局のデータ提出もありました。どれひとつとっても、それぞれの活動は小さくとも会員の皆様が、自分のできることを行っていただいたことが絡み合って効果がでた成果だと思います。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、次のようにお説きくださっています。

 現実は、現象世界は、信仰の対象となるべき「浄土」とか「実相世界」とかけ離れていないで、密接につながっていなければいけないというのが、私たちの運動の考え方です。運動をするのは、現象面上に実相を表現するのが目的ですから、2つはかけ離れたままではいけないのです。その考え方は、雅春先生の立教の当時から始まっているということをぜひ、皆さんにもこの場で確認していただきたい。(機関誌『生長の家』2022年2月号14頁より)

 本年の運動は自主目標です。「私にできること」を考えて、「現象面に実相を表現」いたしましょう。 再拝

「人々の神性・仏性を引き出す役割」は私達(令和4年2月)

 合掌、ありがとうございます。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、2022年 新年のメッセージにて『人々の神性・仏性を引き出そう』と題して、次のようにお説きくださっています。
 人間には災害や失敗から正しく学び、望ましい方向に進む力が眠っています。しかし、眠っているだけでは役に立ちません。それを呼び覚まし、行動に結びつける役割が必要です。つまり、現状に警鐘を鳴らす人が必要なのです。私たち誰でもの内部にある神の心、仏の心に語りかけ、それを呼び出し動かす役割が必要です。生長の家には、その役割があります。と、私たち相愛会員にその行動を求めています。
 その具体的な内容が、1月末に発表された相愛会運動方策です。主なポイントは、まず重要課題の “後継者育成を具体的に推進” です。それは、熟年層の相愛会員宅を家庭訪問し、ヒアリングを実施し、壮年層や新人のリストアップ。聖使命会費取扱者の現状を把握、実状に合わせて壮年層の相愛会員などに分蘖や交代をする。また、ご先祖様のご加護を得るため先祖供養祭の推進、リストアップされた対象者の祝福祈願と組織的な家庭訪問です。さらに、各対策部の主な運動具体策では、
①組織拡大:相愛会員の拡大はもとより、高齢化に関わる伝道を適宜、提案など。
②壮年層活動:参加しやすい日時を調整した壮年層勉強会を開催し、各種行事の運営奉仕をLINEグループなどで呼びかけ。アルミ缶回収などの社会貢献。野外活動を取り入れた家族参加型見真会の企画など
③聖使命会員拡大:意義の勉強会を企画、体験談の募集、家庭訪問で必要なことの提案、毎月の推進ポイントの発表、対象者祝福祈願など。
④練成会:練成会に代わるネットフォーラムの企画、特別誓願の意義の理解の浸透を図るなど。
⑤普及誌購読者拡大:普及誌のすばらしさを伝える推進提案、ポスト愛行、“普及誌を味読する集い” の参加促進など。
⑥誌友会:対策部として他地域へ感謝の参加、壮年層の会場リーダー化、絵手紙・クラフトなどの活用による内容の充実化など。
⑦社会貢献・PBS:アルミ缶回収など参加促進、オーガニック菜園部活動として畑やプランターの野菜づくりでのライブ配信など。
⑧IT:総連・道場単位でのスマホ勉強会、スマホインストラクターの募集です。
 また、共通事項として、後継者・壮年層育成のための対象を従来の相愛会員から男性の家族へも広げることです。そのためには、自分の信仰姿勢を家族に見せることが大切です。人々の神性・仏性を私たちが引き出しましょう! 再拝

 美しい自分の花を咲かそう(令和4年1月)

 合掌、ありがとうございます。
 新年明けまして、おめでとうございます。
 私は昨年12月、不思議な体験を得ました。枚方で「子供食堂だよ全員集合!」のイベントがあり、その会場周辺のゴミ拾いをボランティアグループ「枚方が好きやんゴミ拾い部」として、ゴミを拾いました。その時、これほど   “ゴミを拾うことが楽しい”   と感じたことはありませんでした。なぜかなと思うと、今までは「汚れているから」、あるいは「義務感」から拾っていたのですが、今回は大人や大学生、小学生など約15人の人たちが、自分から集まってきて、皆で「あったー」とワイワイ言いながら拾ったからだったのでしょう。決して誰かから「掃除しなさい」と命令されたわけでもありません。リーダーの女性に「なぜするんですか?」と聞くと、「ただ、楽しいから!」と笑顔で返事がきました。
 新版『光明法語【道の巻】』(生長の家創始者・谷口雅春先生著)247頁に次のような御文章があります。
 〈協力の美しさ〉
 個性が完全に発揮されたとき、それは美しい。梅は梅として美しく、松は松として、竹は竹として美しい。そしてそれ以上の段階美は如何にして発揮されるか。それは夫夫にに美しい個々のものが互いに協力する事によってである。例せば松竹梅美しく配置することによって得られる。みずから個性を発揮しながら、互いに和解する事によってである。天と地と人とは互いにその位置を異にしながら、しかも一つに渾然と調和する。それが盆栽や生花の美である。人間も一個人としても無論美しいが互いに和し協力する美は交響楽の様に美しい。

 今年度の運動目標は自主目標となりますがこれも同様です。一人ひとりの「個性」、自分で考えることによって、喜びが生まれ、それが互いに調和し、美しい花が咲くわけです。
 では、具体的にどうするかというと『大阪手帳』(2022年版)に自分の目標を記入する欄があります。その項目を見ながら、これから一年かけて自分なら何ができるかを静かに考えて、目標を立ててみましょう。そして何をしたらその項目が実現できるか、行動の夢を『日時計日記』2022年版12頁【一年のはじめに】に書いてみましょう。今年はあの人に「野菜を育てて、プレゼントして友達になる」、「祝福讃嘆を毎日する」、「こんにちはと挨拶する」など、皆それぞれ違うアイデアが出ると思います。そして、それを実行することによって、一年後にはきっとあなたの色の美しい花が咲いてます。項目の頭に花丸を書きましょう! 再拝

 運動のまとめと年度末までの推進について(令和3年12月)

 合掌、ありがとうございます。

 今年一年の運動を振り返るとコロナ自粛下において、多岐にわたる運動を会員の皆様のご努力により行うことができました。例えば、誌友会に替わるネットフォーラム研修版会場数は月40会場で目標30を大幅に越え、参加者数も延べ390名になりました。練成会に替わるネットフォーラムも真理と行を学び、運動に結び付く内容として「聖使命会員・普及誌購読者拡大祝福讃嘆の祈り」、「祈り合いの神想観」、「壮年層ネットフォーラム」、「特別誓願推進のためのネットフォーラム(総本山と共催)」、「先祖供養ネットフォーラム(宇治別格本山と共催)」など多彩な内容で開催し、当初はZoomのみで、後半はYouTube配信も加え、累計総参加者数は1,681名(詳細は下表参照)。相愛会だけでなく、白鳩会、青年会の会員、そしてご家族が参加する幅広い運動となりました。また運動目標面では、聖使命会員と普及誌購読者拡大の昨年度の運動総括を、花光組織拡大担当副会長を中心として、増井・片野副会長が対策部会として作成し具体的活動を、組織を通じて行って頂きました。その活動の会員の皆様への理解は、Zoomの各種会議(三役・総連会長・相愛会長全体、各種対策部会)にて行われ、対面開催より大幅に出席者数が増加しました。その運動を喜びとする真理の学びは、総裁先生御著書勉強会を壮年層および会員に対しそれぞれ毎月開催、「(普及誌の中身を理解し拡大に生かす)普及誌を味読する集い」も始めました。これらの成果として、教区連合会目標に対し、聖使命は96%、普及誌は80%と目標未達ではありますが、上がってきております。また、市内第一総連(花光総連会長)では全目標達成、三島総連(増井総連会長)では普及誌のみ目標達成など、顕著な成果の総連もあります。これらは事務局(中村事務局長、阿部職員)による毎月配布の成果表の改善努力も忘れてはなりません。堺東相愛会では壮年の浅井新相愛会長も誕生しました。

 相愛会員の拡大でも新規入会が12名もあり、目覚ましい成果となりました。ただ、ほぼ同数の退会や昇天などがあり、会員のお世話についての課題を残しました。PBS活動(登録者約60名、佐藤副会長が率先して自転車クリーン活動で推進を注力)は、まだまだ盛り上がりに欠けています。これら多くの課題をさらに改善して後継者育成の為の伝道実践・ロールプレイングを実修しました。今月4日には「ネットフォーラム浄心行」を開催します。残り約1か月最後まで、喜びの運動を日々の神想観と対象者祝福讃嘆行を力として行って頂きますよう、お願い申し上げます。 再拝

  躍進する相愛会(令和3年11月)

 合掌、ありがとうございます。

 相愛会は、10月に「相愛会員研修会・先祖供養ネットフォーラム」を、宇治別格本山とコラボ開催いたしました。まず、教化部長・久利修先生より「激励のことば」をいただき、大谷整一講師(東山本第一相愛会)より「先祖供養で功徳を得た体験」が発表されました。そして、宇治別格本山からのライヴ配信では、清水志郎・本部講師の先導による「笑いの練習」に始まり、本山総務の堀端芳樹・本部講師による「先祖供養について」の意義説明があり、霊牌供養・霊宮聖使命・永代供養の3つの供養方法について、お話いただきました。また、祭祀部より「書き損じ霊牌について」、神癒祈願部より「神癒祈願や写経について」、それぞれ説明していただき、練成部各職員より「大阪教区相愛会員へのメッセージ」をいただきました。その後、樋上雅一講師(都島南部相愛会)より「先祖供養に基づく決意」を力強く表明していただき、最後に画面を通じて全参加者と共に聖歌『使命行進曲』を斉唱いたしました。参加者は、総数333名(相愛会はZOOMで137名、他組織はYouTubeで196名)で、大盛会となりましたこと、心より御礼申し上げます。相愛会員から「家族と共に仲良く参加できた」などの感想が数多くありました。また、組織の枠を越えて多くの方が参加されたことは、現在、花光副会長が中心となって推進している各相愛会の高齢化と後継者対策、つまり壮年層拡大の大きな推進力になることは間違いありません。

 さらに、今年度の運動で成果を挙げている総連をご紹介いたします。聖使命では、三島総連が今年度目標達成率97%、市内第一総連が同96%(いずれも9月30日現在)で目標達成の目途がつき、普及誌では、三島総連が同103%で目標達成、市内第一総連が前年比+20%、南大阪総連が同+14%(いずれも10月10日現在)で目標達成の目途がつきました。これらの素晴らしい現況の背景には、市内第一総連では、南絛講師を中心に花光総連会長が積極的に開催しているネットフォーラムで丁寧に会員のお世話をしています。三島総連では、増井総連会長が川村講師と共に聖使命会感謝奉納祭や会員の祝福讃嘆を率先して行っています。南大阪総連では、野瀬総連会長と住永幅総連会長が三密対策を講じた上で小まめに会員宅を訪問しているなど、いずれも地道な活動が成果に繋がっています。その他、阿倍野・阪急・京阪・大阪東部・和泉の各総連でも、会議で目標達成の詰めと今後の後継者対策を議論し、積極的に推進しています。

 世界平和のための特別誓願では、小藪担当副会長を中心に、すでに目標達成率が62.5%(10月12日現在)となり、目標を達成した相愛会は20相愛会です。

 9月から「普及誌を味読する集い」を毎月1回開催しているほか、11月28日の「相愛会長全体会議」では家庭訪問のロールプレイイングを予定、11月は「スマホ勉強会」も開催予定です。 再拝

 「神の無限の智慧」に導かれ活動しましょう!(令和3年10月)

  合掌、ありがとうございます。

 現在、単位相愛会の課題(相愛会員の高齢化による後継者の不在・活動参加が少ない壮年層の相愛会員への対応など)について、花光副会長指導のもと、全総連会長に各総連の現状分析と対応策を提出していただき、これらの課題を解決すべく議論しています。
 詳細は今後、明確になると思いますが、方向性としては、①熟年層の相愛会員に後継者がいないかヒアリングし、候補者のリストアップと祝福讃嘆の祈りの実修、②熟年層の相愛会員による聖使命会費取扱者を、壮年層等の相愛会員に分蘖し、熟年層の相愛会員にかかっている負担を軽減、③相愛会活動に参加が少ない壮年層の相愛会員のリストアップと参加促進方法の協議を連合会や各総連で共有、④後継者発掘を兼ねた新規の相愛会員拡大のための家庭訪問等による地道な伝道などです。現在のコロナ禍の状況では、特に④の家庭訪問が難しいのでコミュニケーションが図り難いと思われますが、方法はまだあります。
 例えば、去る9月11日に開催した「相愛会員祝福のための聖経『甘露の法雨』33巻連続読誦と祝福讃嘆の祈りの実修」(延べ262名が参加)や、来たる10月10日に宇治別格本山とコラボ開催の「相愛会員研修会・先祖供養ネットフォーラム」のような連合会行事を契機として、電話などで連絡します。「お元気ですか?霊牌を書きませんか?」、また不参加者には「どうされましたか?楽しかったですよ」などと報告を兼ねた声掛けできます。他の役員による事例では、花光副会長は毎週スマホで聖典の輪読による個人指導を行い、相手の方が日々元気になっています。片野副会長は阿倍野道場での早朝神想観の後、参加者と一緒に近所のゴミ拾いをし、ご近所の皆様から喜ばれています。佐藤副会長は自転車通勤でゴミ拾いを始めて約1年、その話が会員の皆様に伝わって感動されています。増井副会長は三島総連の「聖使命会感謝奉納祭」をLINEで開催し、聖使命会員や普及誌購読者の拡大推進で成果が上がっています。小藪副会長は地元の会員と共にアルミ缶を回収し、子供食堂への寄付を継続しています。住永南大阪副総連会長は三密を避けながら小まめに会員宅に訪問し、これにより壮年層の相愛会員の中から新しく相愛会長が誕生しました。阪急・京阪・和泉総連は総連の会議をオンラインで開催し、様々な活動を推進しています。事務局では、中村事務局長や阿部職員が皆様の活動成果を詳細なデータにまとめ、正副会長や総連会長などに配布し、皆様の活動を支援しています。
 神の無限の智慧に導かれ、我が計画する事物悉く、必ず最高の結果にまで導かれ、完成、成就するのである。(教化部長・久利修本部講師より)のお言葉の如く、神に導かれれば、具体的な方策は無限にあります。日々、この祈りを唱え、活動しましょう! 再拝

 「世界平和実現」を今こそ、誓い、実践しよう!(令和3年9月)

 合掌、ありがとうございます。

 相愛会では、「世界平和実現」のための生活実践であるPBS活動を、さらに活性化するため「壮年層ネットフォーラム」を7月18日に開催(壮年層17名・総数62名が参加)いたしました。
 教化部長・久利修先生より「コロナ禍や気候変動に伴う異常気象を始め、現在の地球社会における課題と生長の家の御教えの関わり」について、熱く激励の言葉をいただいたほか、生長の家国際本部・岡田慎太郎本部講師による動画『未来のために、今、自転車を』を拝聴後、同講師からZOOMにより「実相をこの現象界に表現する方法として、PBS活動を日頃の生活に取り入れることが、信仰と生活の一致になり、神・自然・人間が一体となる大調和の世界を生きることができる」と、力強い指導をいただきました。

 また、壮年層活動対策部・森下副部長の先導でユーモアに富んだ「笑いの練習」でボルテージが上がり、続いての体験発表では、SNIオーガニック菜園部の活動を高木信久さんから「EM菌を活用して枯葉を堆肥化するのに、いろいろ工夫を重ね、ジャガイモ・トマト・キュウリを母親と一緒に育てて楽しんでいる」、SNI自転車部の活動を田中教行さんから「15年前に母親からプレゼントされた自転車を大切に手入れしながら通勤で使っているほか、スポーツバイクとしてヒルクライムにも挑戦している」、SNIクラフト倶楽部の活動を恒岡敏文さん(壮年層活動対策部長)から「自然観察活動で薪割り体験や薪を活用した飯盒炊飯の事例紹介」をそれぞれ発表していただきました。そして、三井康生さんから決意発表の中で「手作りの丈夫な布製エコバッグの紹介」を通じて、「皆さんも、楽しくクラフトしましょう!」と明るく声をかけていただきました。

 さて、上半期の運動成果では、聖使命会員の拡大が本部目標に対して99.7%と、あと僅かで達成の見込み。普及誌購読者の拡大が同100%で、こちらも達成の見込みです。これらは、花光副会長の指導のもと、事務局がデータと名簿を整備し、それぞれの対策部会で分析して作成・配布した「令和2年度運動総括報告」にある対策を、各総連会長が推進担当と共に取り組まれた結果です。心より感謝申し上げます。

 8月22日に、世界平和実現を目指した「特別誓願推進のためのネットフォーラム」を、生長の家総本山とコラボ開催し、参加者総数325名でした。総本山は、宇宙浄化・世界平和実現のため住吉大神の御出御を願い、さらに造化の三神が祭祀された社です。その実践をお誓いするのが、特別誓願です。目標を達成し、「世界平和」を実践いたしましょう! 再拝

 令和3年度上半期を振り返って(令和3年8月)

  合掌、ありがとうございます。

 令和3年度上半期の運動を振り返りますとお蔭様で、各地元のネットフォーラム研修版が、7月には34会場で開催されるほど活発になっています。その中で壮年層会員の新しい会場リーダーが生まれるなどもあり、会場数がまだまだ増える見込みです。教区連合会主催のネットフォーラムでは毎月、生長の家総裁・谷口雅宣先生の御著書をテキストに「壮年層勉強会」を開催し、同じ内容で別の日に一般会員向けに「総裁先生御著書勉強会」を開催し、現在の生長の家の運動の原点である「自然と共に伸びる運動」、「“新しい文明”の構築」を深く理解する場を設けました。

 また、新しく相愛会に入会した約20名を対象に「人間・神の子」を自覚する行事として、「神想観の意義説明と実修」、個人の救いと社会の救済を目的とした「祈り合いの神想観の説明と実修」が、それぞれネットフォーラム研修版で開催しました。参加者からは、「“病なし”の真理が理解できて、体調が改善しました」という感想が寄せられました。

 さて、運動の成果面では、普及誌購読者の拡大、世界平和のための特別誓願や大祓人型の推進は前年度成果を越え、聖使命会員の拡大も改善しつつあります。特に聖使命や普及誌の各対策部からは、昨年度の活動を総括した、問題点の分析・対策の提案(例えば、聖使命では会員対象の拡大意義や取扱者の意義の研修、拡大意識の高い取扱者自身の増出。普及誌では購読の意義の研修など)など、総括報告が作成・提出されました。これらは、三役会議・総連会長会議・相愛会長全体会議で再検討され、それにより各総連毎に新たに推進担当を選出し、総連会長と共に地道な拡大推進活動が始まっております。

 これらの成果は、生長の家総裁・谷口雅宣先生の新型コロナウイルスによる感染症の蔓延の中でも、私たちはこの年を積極的に受け止め、希望を胸に抱いて前へ進む生き方を放棄することはありません。(機関誌『生長の家』2021年1月号4~5頁より)という「今年の新年のメッセージ」の実践であります。会員の皆様のご努力に心から感謝申し上げます。

 そして、下半期の運動は、自己内在の神性・仏性を表現し、すべての人々とともに、すべての生物とともに、喜びを分かち合うこと(生長の家創始者・谷口雅春先生、生長の家総裁・谷口雅宣先生共著『万物調和六章経』「神の愛に感謝する祈り」90~91頁より)を体感する、7月18日開催の「PBS推進の壮年層ネットフォーラム」のほか、8月22日開催の「特別誓願推進のためのネットフォーラム」では生長の家総本山とライブ映像でコラボし、盛り上げていく予定です。皆様の益々のご協力を、よろしくお願い申し上げます。 再拝

 益々伸びる大阪教区相愛会!(令和3年7月)

  合掌、ありがとうございます。

 最近の大阪教区相愛会は、相愛会員の皆様の絶大なるご協力により、たいへん伸びております。まず、ネットフォーラム研修版の開催状況では、5月は29会場、6月は32会場、そして7月は34会場の予定です。これらはお蔭様で全国でトップです。伸びている理由は、開催責任者のご努力は勿論ですが、相愛会員がお互いに応援し合っているからです。例えば、6月に初開催した堺東相愛会では、組織拡大対策部担当の花光義正副会長が、地元の壮年層会員・浅井秀明氏と綿密に連絡を取り、開催責任者を依頼しました。それを南大阪総連副会長でもある同相愛会の住永哲一講師が、開催前に他相愛会が主催するネットフォーラムに数回、浅井氏と一緒に参加されて、開催前の不安を解消されました。そして当日は、多くの役員が応援に駆けつけ14名で大盛会となりました。
 各地元で開催のネットフォーラム研修版は、Facebookグループ「感動・感激・感謝を体感するひろば」に投稿され、ここで会員の皆様が相互に開催の様子を見て讃嘆し合い、益々盛り上がります! スクリーションとの記念写真から誰が参加しているかも分かります。例えば、泉南相愛会では86歳の大先輩である三井善雄講師が参加講師をされ、藤井寺相愛会では参加者から開催後にわざわざお礼の電話があったそうです。京阪総連では武市進講師がウィークデイベジタリアン(平日の菜食)の動画を画面共有、ZOOMならではのユニークなネットフォーラムでした。そして、これら各総連・各地区連・各相愛会のネットフォーラムに加え、来たる7月18日には、壮年層対策部企画の「壮年層ネットフォーラム(研修版)」を教区連合会主催で開催致します。これは「自然と共に伸びる運動・“新しい文明”の構築のためのPBS活動」をもっと活性化するため、各PBS(SNIオーガニック菜園部・SNI自転車部・SNIクラフト倶楽部)で活躍している壮年層会員をご紹介いたします。さらにこの方たちには今後、相愛会のリーダーになっていただきます。
 聖使命会員や普及誌購読者の拡大、世界平和実現のための特別誓願の推進などでは、事務局から対象者名簿が詳細に整理されて各種会議で配布され、目標達成状況を毎月報告、そして担当副会長が讃嘆し、各相愛会が刺激を受けております。一方で大阪手帳の「祝福名簿」に対象者をどんどん記載、日々の神想観の実修で祝福・讃嘆することにより、運動の成果を始め、会員皆様の日々の生活が、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生著『森の日ぐらし』(155頁)のご文章「自分は周りのために何ができるかを考え、行動することにより、人は本性の満足を得られる」そのものになっています。 再拝

 植物を楽しみながら感謝いたしましょう(令和3年6月)

  合掌、ありがとうございます。

 先般、NHKで日本の植物分類学者・牧野富太郎氏が生涯をかけて、日本の植物分類学の基礎を築いたことが紹介されていましたので、同氏の著書『花はなぜ匂うか』を読みました。そして、その中にたいへん興味深いのがありましたので、ご紹介いたします。

 同書には「植物に感謝せよ」とあります。なぜなら「植物と人生とは、実に離すことのできぬ密接な関係に置かれている。人間は四囲の植物を征服していると言うだろうが、またこれとは反対に、植物は人間を征服しているといえる。ここで面白いことは、植物は人間が居なくても少しも構わずに生活するが、人間は植物がなくては生活できぬことである。(中略)チョット街を歩いても分かるように、また山野を歩いても分かるように、街には米屋、雑穀屋、八百屋、果物屋、漬物屋、乾物屋などがすぐ見つかる。(中略)みな、わが生命をつなぐ食物を供給している」(同書20~21頁より)

 だから植物に感謝しましょうと述べています。そして、その方法として、植物の研究を進めています。なぜなら面白いことばかりだからです。例えば菊の花の紹介では、沢山の花びらがあるように見えますが、その一つ一つの花びらに雄しべと雌しべがあり、それらが集まって一輪の菊の花となっているそうです。これを「頭上花(とうちょうか)」といい、ちょうどタンポポも同じ構造です。綿毛が飛ぶ1本1本が元は一つの花びらなのだそうです。また、椿の花は、落ちた時にいつも仰向けになっているのかと尋ねます。それは重い方が下に、軽い方が上に向くとのことです。

 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生も、ご著書『森の日ぐらし』で同じようにお説きくださっています。

 都会でも道端には、野生の小さな花が咲いている。そんなちっぽけなものには目を向けず、花屋で売られている豪華な花に目を奪われていたかもしれない。野の花に注目するのと、確実に季節を表していて、よく見ると小さくても一つ一つの構造は美しく精巧にできている。到底人間の及ばない美を備えていて、驚かされる。

 このようなことを意識して繰り返していると、ものの見方が変わり、自分の身の回りに多くの美や恵みがあることに気が付いて、心が豊かになる。(同書77~78頁より)

 私も、サツマイモの茎を植えるだけで、本当にイモができるのだろうかと疑心暗鬼しながら、またワクワクしながら畑にいます。植物を楽しみながら感謝いたしましょう。 再拝

 見方を変える(令和3年5月)

  合掌、ありがとうございます。

 相愛会は「ネットフォーラム」による真理の伝道が相愛会員の皆様のご努力により、お蔭様でたいへん盛んになり、4月は約30会場で開催されました。そこで話題の中心は、「ウィズコロナ」はコロナを敵と見るが、真理ではヴィールスは神の命を宿して出現したもの・・・
 私は常に如何なる微生物をも恐れることなく、常に自己の心を反省して天地一切のものと和解するのである。(生長の家創始者・谷口雅春先生、生長の家総裁・谷口雅宣先生共著『万物調和六章経』29頁「天下無敵となる祈り」より)というところでした。
 新型コロナウィルス感染症拡大を防止するためには、この真理をさらに、多くの方にお伝えする必要があり、普及誌購読者の拡大、聖使命会員の拡大が重要です。そこで相愛会員の皆様には、祝福讃嘆の祈りをお願いいたします。それは、それぞれの拡大対象者は勿論ですが、まずは一番励んでいただける役員・幹部、そして身近な会員の祝福です。大阪手帳の13~16頁「祝福名簿」にお名前を記載し、「すばらしい神の子◯◯◯◯さんは完全円満・健康・豊かなり」という同10~11頁の祈りの言葉を、神想観の際に相手の笑顔を思い出しながら具体的に声に出して祝福いたしましょう。最初は形だけですが、毎日のように繰り返すことで心がこもっていき、信念が強くなり、必ず相手に伝わっていきます。すると必ず成果が現れてきます。そこで大切なのことは次の真理です。
 心に描くことによって自分の心が「心の力」によってその事物をつくり出すのだと思ってはならない。「我れみずからにては何事をも成し得ず、天の父われにいまして御業を成さしめたまうのである」と云う謙遜の心がなければならない。(生長の家創始者・谷口雅春先生著・新版『真理』第10巻 228頁より)
 つまり、我の運動になってはいけないということです。
 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、ご著書『森の日ぐらし』154頁「見方を変える」にて、次のようにお説きくださっています。
 この世界に善はあるだろうかと見てみるのだ。すると現実の世界には悪や悲惨、悲劇はあるけれども、それ以上に喜びや美しさ、人々の助け合い、思いやりなどが満ちているということに気が付くだろう。
 (中略)この世界の善は実は身近にあり、そんなに難しくもなく、少し見方を変えればすぐに手の届くところにある。
 この見方の変え方が祝福讃嘆であり、我れみずからにては何事も成し得ずの謙遜な心です。相愛会運動にご協力をお願い申し上げます。 再拝

 童話『モモ』から学ぶ(令和3年4月)

  合掌、ありがとうございます。
 名著と言われるミヒャエル・エンデ作の『モモ』を読み、“この物語には真理がある”  と感じました。物語の概略は次のとおりです。

 『今までは、人々は友達とお喋りをしながら楽しく生活をしていたのですが、「時間どろぼう」から「なぜそんな無駄なことをするのか、効率の良いことをしなさい、そうすればもっと良くなる、時間を貯蓄しなさい」と言われ、無駄なことをやめて、結果のみを求める生活を始めました。そのため、世の中はどんどん暗くなっていきました。少女モモは、それまでの友達との楽しい生活から打って変わって、一人ぼっちになってしまいました。そして、解決しようにも自分ひとりでは何もできないと思っていましたが、ふと誰かのために尽くすことが大切だと思うと勇気が出てきました。そして、ゆっくり歩くカメに出会い、時間を与えるマイスター・ホラの所へ行きました。そして、人間に時間を与えてほしいと頼むが、彼は「時間は人間に配ることはできるが、どう使うかは自分で決めなくてはならない」と答えます。そしてモモは、一人で勇敢に時間の花のある所へ行き、人々の時間を取り戻し、人々はまた、ゆとりのある生活を取り戻しました』
 読み終えた時、生長の家総裁・谷口雅宣先生著『凡庸の唄』を思い出しました。
 幸せとは人・物・事のめぐり合わせに価値を見いだすこと。見出すだけでなく、しっかりと味わうこと、触れること、皆仲間じゃないかと慈しむこと。(同書8~9頁より)
 真の愛は一体感である。彼のよろこびを、わがよろこびとし、彼の悲しみ苦しみを、わが悲しみ苦しみとして、彼より、そしてすべての人より、その悲しみ苦しみを除いて楽を与えんとする願いである。否、単なる願いではなく、実践である。(同書50~51頁より)
 コロナ禍による自粛生活、地球温暖化の解決策は、正にここにあるのではないかと感じました。より便利に、より効率を上げれば幸せになると考えてきたことを見直すことを、生長の家総裁・谷口雅宣先生からご指導いただいております。そう言いながら、畑で野菜を植える時、「収穫できるのは半年後? 長いなー。もっと早くできないのか」と思って、つい効率を求めている自分を反省しています。PBS活動は、そういう意味で頭で理解するだけでなく身体を動かして、自分を戒める良い機会と考えます。皆様ご一緒にやりましょう! 再拝

 「神想観」と一般的な「瞑想」何が違うの?(基本に返り、実行しよう)(令和3年3月)

  合掌、ありがとうございます。
 『本屋に行くと「瞑想」について本が並んでいます。「神想観」とどう違うのですか?』
 これは、生長の家月刊誌『日時計24』2021年2月号の24頁「生長の家について知りたい」入門講座第21回に掲載されていた質問(要約)です。あなたならどう答えますか? 答えは、『一般的な「瞑想」は、たとえば呼吸を調えながら心を空っぽにするが、「神想観」は完全円満な存在である神の子を心の眼で見つめること』です。
 次の質問、『神の子をイメージするだけでよいのですか?』 答えは、『イメージするだけでなく、すべてがすでに与えられ済みで「ありがたい」と感謝の思いが湧きあがってくるのが神想観』(同25頁要約)です。この記事を読んで、「入門講座だから知っている」とは考えず、「日々、基本に返り、神想観もそのように意識しなければ」と思いました。
 また最近、家庭菜園で「豆乳などのパックでラディッシュを育てる」をFacebookに投稿したところ、ある方から次のような主旨のコメントがありました。「コロナウィルスは叫び続けている。CO2を今すぐ削減せよ。すべての生物が生存できなくなる」
 推測するに、「家庭菜園のような、ちまちましたことではなく、CO2を削減する活動をしたらどうか?」というご意見だと思います。私は次のように答えました。「CO2削減はおっしゃる通りです。日常において(CO2を輸送で排出している)輸入野菜の購入の代わりに、地元野菜にしたり、家庭菜園をやったりしたいと思います。ご協力をお願いいたします」これについて、特に返信はありませんでした。
 「新型コロナウィルス感染拡大防止」「地球温暖化防止」を叫ぶのは容易ですが、簡単には実現できません。しかし、日々の生活の中で私たちが行動する事が大切だと思います。先日、ある有名喫茶チェーン店で、紙ストローを使用しているのを見つけ、また「ここに入店したい!」と思いました。小さなことを誰かが始めると、それが大きな波になっていくと感じます。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、「新年のメッセージ」の中で次のようにお説きくださっています。
 私たちはこれからも、「神・自然・人間は本来一体である」とのメッセージとそれに基づく生活法を、広く世界にひろめてまいりましょう。(機関誌『生長の家』2021年1月号9頁より)
 さぁ、ご一緒に真理の基本を学び、日々の生活で生かしてまいりましょう! 再拝

 体温が伝わるインターネットの活用(令和3年2月)

  合掌、ありがとうございます。
 コロナ自粛生活の中、生長の家総裁・谷口雅宣先生は1月に『【九折スタジオから㊵】──根と葉がそろって』の動画をFacebook上に発信されました。その中で「インターネットに繋がっていない方たちにも知恵を出して運動を伝えましょう」と、ご指導がありました。
 そこで、以前の対面での誌友会にほとんど毎月参加されていたNさんというご年配で眼がご不自由な方を思い出し、電話を掛けました。そして、「約1時間ネットフォーラムのお話を聴くことができますが、いかがですか?」とお尋ねすると、「耳は良いですから大丈夫です」と元気な返答がありました。そこで、まずZoomに皆さん(4名)が入り、私はスマホでNさんと通話を始めました。参加者の皆さんから大きな声で名乗っていただき、「お久しぶりです」と会話が交わされました。そして、参加講師の小田惠造講師より『【急設スタジオから⑲】──3ヵ月を振り返って』の動画について解説されました。Nさんとの通話は約40分ほど繋がったままでした。以前から白鳩会の皆さんがこのように通話でされていると聞いてましたが、私には初めてのことでした。「(Nさんのように)スマホがなくてインターネットができなくても、伝えることができるのだ」、そして、「真理の話を聴きたい人がおられるのだ」と改めて感じました。
 確かに、対面で行うことができれば良いと思いますが、それは叶いません。そこでインターネットの活用にも知恵が必要になります。私はネットフォーラムのご案内では、LINEやメールのほか、葉書を送ったり、電話も掛けます。なぜなら、スマホの操作に慣れていない方や接続の方法がわからないこともあったり、開催を忘れてしまうこともあります。だから、繰り返しお誘いすることによって、相手の方と話す機会が増え、機械を越えた親密さが湧くのではないでしょうか?
 相愛会では、ネットフォーラムのプログラムにも魅力あるものを考えています。2月21日には「神想観の意義説明と実修」を開催いたします。また、スマホの勉強会も開催し、「スマホの基本操作」「カメラの使い方」「知りたいことの調べ方」など、スマホを楽しく使いこなすことに加え、FacebookやLINE、Zoomなどの質問も受け付けます。これらによって、お互いに体温が伝わるようにインターネットを活用いたしましょう。そして、「マスク取り、顔いっぱいで笑いたい(読売新聞・川柳より)」
 その日が来るまで、周りの方々を祝福讃嘆して、そして実相世界が顕れることを祈りましょう。 再拝

 大阪から明るいニュースを発信しよう!(令和3年1月)

  新年、明けましておめでとうございます。
 素晴らしき新春をお迎えになりましたこと、心よりお慶び申し上げます。
 さて、昨年ある会員から「最近は暗いニュースばかり、明るい話をしてほしい」と言われました。そんな時『日本のあかるいニュース』(池上彰著)という本を、埼玉教区の冨田相愛会連合会長がFacebookで紹介されていたので読みました。内容は、2020年に日本で起きた100の心温まるニュースで、沢山ありました。「テレワーク」で、夫の在宅時間が増え、別人のようになった」「ごみ収集作業員に感謝するため『いつもありがとう』と手紙を添えた」「CO2排出量が3.9%減少(政府目標の3.8%をクリアした)」など。
 立教当初の日本の状況を振り返ると、1929年(昭和4)に米国で起き、世界中を巻き込んでいった世界恐慌の影響が日本にも及び始めた時期です。(中略)このような暗く厳しい世相にもかかわらず、谷口雅春先生は毎月『生長の家』を発行され、雑誌の読者の集まりである誌友会や講演会を開催し、個人指導を行って、「人間は神の子である」との教えに基づき、「生命を礼拝する生き方」「日時計主義の生き方」などを多くの人々に伝えられました。(生長の家総裁・谷口雅宣先生監修『“新しい文明”を築こう』上巻 基礎編「運動の基礎」22~23頁より)
 現在よりもっと厳しい時代に「生長の家」では、“朗らかに笑って生きる”という「生長の家の生き方」が宣言されました。
 昨年は、確かに対面行事が行いにくい一年でしたが、良いことも沢山ありました。スマホやパソコンを利用して、オンラインにより相愛会ネットフォーラムが開催され、「仕事を休めず参加が難しかった方」「家から出かけるのが不自由な方」に続々とご参加いただきました。「スマホ操作に慣れていない方」は、奥様やお子様が手伝っている微笑ましい様子が、度々、配信されて来ました。「教化部へ頻繁に来られていた幹部の方」も、移動時間がなくなり、ご家族と過ごされる時間がどれほど増えたでしょう。対策部会も出席者が増えて活発になり、昨年末には、練成会対策部から提案された「ネットフォーラム浄心行」が開催されました。従来の国際平和大阪練成会では20名程度だった男性参加者が、オンライン開催では42名と倍増いたしました!
 諸君よ、吾々は、輝く太陽の日のみ記録する日時計のようになろう。(生長の家創始者・谷口雅春先生著『生長の家』創刊号〈復刻版〉21頁より)の原点に返り、2021年は明るいニュースを発信しましょう!! 合掌

 PBS活動を日々の生活のスタイルにしよう(令和2年12月)

  合掌、ありがとうございます。

 最近、PBS活動についてのアンケートを読みました。これによると会員の入部率が9月末現在で7.9%でした(ちなみに大阪教区は10月末現在で10.7%)。「活動が浸透していない」という評価でした。その主な理由は、「仕事・育児・介護などで時間が取れない」「行事や会議が多い」「共働きで時間がない」などでした。

 私は、「PBS活動に対する考え方を変える必要があるのでは?」と感じました。何かこの活動が生活や伝道と別に思っている方がいるのではないかと。なぜなら相愛会では、生活はもとより活動をしっかりされている会員の方ほど、PBS活動を楽しんでおられるのです。
 例えばHさんは、自転車で畑に行く、たまに奥様とも収穫、その後で仕事や伝道へ行く。GさんやKさんたちは、畑や空き缶回収をしながら、ネットフォーラム(NF)に参加する。Mさんは、家族で家庭菜園と知人への伝道を行っている。Tさんは、お母様と野菜を収穫しながら、普及誌の愛行、NF研修版を開催している。Nさんは、料理したサバカレーをSNIオーガニック菜園部に投稿、相愛会NFなどの運営に奉仕。Sさんは、自営の店まで自転車通勤しながら、道沿いのゴミを回収しています。
 なぜこのようにできるのかと言えば、PBS活動を改めて始めるのではなく、生活のスタイルにしているからです。これによって、新たな喜びの発見と地球貢献になるからです。ただこれらは、皆様が大なり小なり普段されていることではないでしょうか。

 では、なぜ「PBS活動が浸透していない」という評価になるのでしょうか?

 それは、Facebookに登録されていないからです。自分の活動をインターネットに投稿することは、決して自慢ではなく、多くの方々にさらに参考にしていただく愛行でもあるわけです。未登録の方には、登録されることをお勧めいたします。

 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、『私たちの生命の本質には愛があり、そして全ての人と全てのモノと自他一体の感覚、同じ生命のつながりがあるという感覚が私たちの中にはあるわけです。それを表現できたとき、私たちは喜びを感じ、生きがいを感じる。そのことを日々、自分の中に探し求めて、そしてまた日々に表現することによって、私たちは喜びに満ちた、楽しく明るい日々を過ごしていけるのではないかと思います。』(機関誌『生長の家』2020年8月号25頁より)とご指導くださっています。
 皆様も、Facebookに登録して、PBS活動を日々の生活のスタイルにしましょう! 再拝

 『日時計日記』を書くのは楽しい!(令和2年11月)

  合掌、ありがとうございます。

 先月の泉南相愛会のネットフォーラムに出講した時、参加者のMさんがなんと!「日記を40~50年間ずっと書いている」という話を聞きました。毎日毎日、その日にあった良いことを書いているそうです。以前の私であれば、ただ驚くばかりですが、今の私は納得します。なぜならば最近、遅ればせながら『日時計日記』の書き方に気づいたからです。

 以前は毎朝、スマホに届く「日訓配信の真理の言葉」と「家族への感謝の言葉」を書くのみで、なかなか日記の頁を埋めることができませんでした。時々、書かない日もありました。ある時、ふと就寝前に「その日の楽しいこと」を書いてみたら、一気に頁が埋まり、たいへん良い気分になりました。そして、就寝前の神想観も、たいへん楽しく実修できました。以来、毎日のように頁がほとんど埋まるようになりました。
 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、次のようにご指導くださっています。

 私たちも、自分の心が浄まったり、あるいは感動したりして、「ああ、この世界は素晴らしい生かし合いの世界だ」と感じられることがあるのではないかと思います。しかし、では、その思いはいつまで続くのかといいますと、ある一瞬とか、ある時にそのようなことを感じたとしても、それを長続きさせることはなかなか難しいことですね。ですから私たちは日時計主義の生活が必要なわけです。周りを見て、与えられているもの一つ一つに注目して感謝の思いを持つことを積み重ねていくことが大切です。(機関誌『生長の家』2020年8月号12~13頁より)

 この「日々の生活の中での一つ一つの感謝に注目する積み重ね」が、まさに『日時計日記』に日々の良い出来事を毎日書き続けることだと思うのです。
 今、私の日時計日記には、自分のこともさることながら、相愛会運動のことも書いています。例えば、「誌友会対策部を始め、練成会対策部、社会貢献・PBS対策部など、各対策部がLINEのグループ通話で部会を開き、活動を再開できた」、「Zoomを利用した京阪総連のネットフォーラムでは、Sさんが久しぶりに参加され、大先輩のM先生やU先生も参加されて、大盛会でした」、「10月18日(日)の壮年層ネットフォーラムでは、目標20名に対し、壮年層24名(総数47名)も参加いただけて、大盛会でした!」など。お蔭様で相愛会員の皆様は、コロナ禍に影響されず、活き活きとした姿がオンラインで拝見できています。

 来年版の『日時計日記』の購入予約が始まりました。日々の喜びをどんどん書いてみましょう! 再拝

 『物質はない』をネットフォーラムで伝えましょう!(令和2年10月)

  合掌、ありがとうございます。

 9月にダイコンの種子を植え、3日で発芽しました。私は今回も感動しました。私は水をあげただけなのに、ゴマのような小さい種子が、青い芽を頭を持ち上げるように出て来たのです! これを見た時、これが真理そのものだと思いました。その真理を生長の家創始者・谷口雅春先生は、次のようにお説きくださっています。
 生長の家の教えで一番難しいことは、この物質はないというものの考え方であります。(中略)しかし乍ら、物質はないというのは、吾々の見ているもの、さわっているもの悉く、これは物質ではない、という意味であります。(新版『真理』第7巻3頁より)

 私がダイコンの発芽に感動するのも、ダイコンの芽が単なる物質でないから感動したのであると理解したのです。神様の、自然の生命が現れているからです。頭ではわかっていても、実際に眼にすると心から理解します。

 そう考えると、物質だけでなく、私たちの周りの全ての現象が単なる現象ではないと思い直せるのではないでしょうか? そのことを生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、お釈迦様のお悟りについて、次のようにお説きくださっています。
 誰一人例外なく全ての人がそのような愛によって生かされていることがわかると、自然も、自分を取り巻く全ての環境も、そして全ての人もお互いがお互いを生かそうとしている、そのような素晴らしい世界に生かされているというのがわかるのですね。(機関誌『生長の家』2020年8月号12頁より)

 このコロナ禍で行事や誌友会が対面で行うことができない環境も、私たちを生かす動きではないかと考える必要があると思います。多くの時間ができたから、聖典や生長の家総裁・谷口雅宣先生のご著書などをしっかり読み直す、また出歩くのは少し不便、あるいは遠方の方、また仕事が多用でなかなか誌友会に参加できなかった方に、スマホで「わずか1時間程度、自宅から参加できますよ、電車の中でも聞けますよ(実際にそうされている方もいます)」とお誘いできるのが、生長の家ネットフォーラムです。皆さんご一緒に『物質はない』をネットフォーラムでお伝えしましょう! 再拝

 コロナは、手を洗うだけで良いのか?(令和2年9月)

  合掌、ありがとうございます。
 ある誌友さんから「コロナは手を洗っていれば、大丈夫ですか?」と質問されました。もちろん、手を洗うことも大切ですが、それだけではないと思います。宇治情報誌『宝蔵』8月号掲載の練成部・榎本一子氏のすばらしいご文章をご紹介します。
 「全部当たり前と思っていました。来月も再来月も当たり前に練成会は来ると、疑ったことさえありませんでした。実はこのことは稀有なこと、奇跡のような有難いことであったと、電気が消え、賑わいもさんざめきもない、ガラーンと静まりかえっている練成道場を眺めて一人で感じていました。しかし違いました。(中略)今こそ現象の不如意を数え上げず、在るものと現れているだけのものを、はっきりと区別して、喜ぶべきもの感謝すべきものを観て練成会が再開されるまで、今やれることに心を致し、笑って過ごしたいものと私の心に言い聞かせています」
 私もこのとおりだと思います。手を洗うだけではなく、現在健康であること、すばらしき家族があること、生活ができる家があること、すべてに感謝することが大切です。
 もし細菌、真菌、ヴィールス等にて病いを起こすことがあるならば、それは自分の心に何か不調和が存在し、天地一切のものと和解していない事があるのが影をあらわしているに過ぎないのであって、決して如何なる生物も、実相においては自分を害するものではないのである。(生長の家創始者・谷口雅春先生、生長の家総裁・谷口雅宣先生共著『万物調和六章経』「天下無敵となる祈り」27~28頁より)
 次に和解と感謝だけで良いのでしょうか? それはなぜ私たちが、今、幸せな生活ができているのか?を考えてみたらわかります。それは、この生長の家の真理を学んでいるからです。そのこと自体を感謝する、それは周りの方々に伝えることだと思います。大阪教区では、いよいよ(スマホ等による)「生長の家ネットフォーラム」による伝道が活発化します。講師も派遣されます。講師側も、開催者側も、スマホを使えるように努力が必要です。考えてみてください。世間には「命の電話」というカウンセリングがあります。悩んだり、自殺したい方から電話で相談を受けて、その方の人生や命が救われているのです。「生長の家ネットフォーラム」も全く同じです。難しいと思わず「頭の体操」と考え、ある方は「スマホと格闘する」と言いました。スマホの画面に相手の笑顔が見えた時、これほど嬉しいことはありません。是非とも、楽しく「生長の家ネットフォーラム」による伝道を、ご一緒に行いましょう! 再拝

 ネットフォーラムは、何のためにするのか?(令和2年8月)

  合掌、ありがとうございます。

 最近、PBS活動をしながら感じたことは、畑でニンジンとオクラの苗を大きく生長させるために間引きをした時のことです。その直後、爽やかな風が吹いてきて、たいへん清々しい気分になりました。まるで神想観をした後のような、何とも言えない良い気分でした。野菜そして、畑の土からやさしい自然のエネルギー、神様の生命をいただいたのではないかと思います。そして間引いた分は、妻がかき揚げなどにしてくれて、美味しくいただきました。もう一つは、久しぶりに絵手紙を描きました。以前から絵を描くことが好きでしたが、しばらくご無沙汰しておりました。しかし最近、ある会員の方が体調を崩されていました。その方は絵がたいへん上手で、誌友会で絵手紙の講師をしていただいたこともあります。そこでふと、国際本部が「絵手紙・絵封筒展」の作品を募集しているのを思い出し、お誘いしようと思いました。すると「誘う以上は自分が描かなければ」と思い、今年も採れたミニトマトを題材にして、一気に描き上げました。その時に感じたことは「何をするにしても “人のために” という目的があると、その気になれる」ということでした。

 このようにPBS活動の素晴らしさをもっと多くの方にお伝えしたいと思います。しかしながら「コロナの影響で行事や誌友会が開催できない」と思っている方も多いのではないでしょうか?

 先日、ブラジル出身で神奈川県教化部事務局次長の平峰恵利花さんの青年会時代のことを聞いて驚きました。彼女の母国では、練成会場まで約3,000㎞離れており、2泊3日かけてバスで行くのです。なんと熱心な求道姿勢でしょうか! それに引き換え「コロナの影響で行事がないから、ネットフォーラムの環境がないから真理講話を聴くことができない」とボヤいているかもしれない私たちはどうでしょうか? 自分からその環境を改善する心がけが必要だと思います。もう一つ大切なことは、何のためにネットフォーラムを開催するか?ということです。これに自分が参加することだけが目的であってはならないのです。生長の家の真理を伝道することが目的です。現役の社会人に「Zoomって知ってますか?」と尋ねると、「仕事で使ってますよ」とよく聞きます。そういう方々へ伝道する絶好の機会になるということです。
 どうか皆さん、自然と人間とが調和した “新しい文明” を築くため、意識拡大と愛行実践の生活を創意工夫し、喜びをもって前進してください。(『 “新しい文明” を築こう』中巻・実践編99頁より)の生長の家総裁・谷口雅宣先生のお言葉にお応えしましょう。再拝

 

※なお、第6回「あなたに届く絵手紙・絵封筒展」の作品募集は、7月31日まで(当日消印有効)となっております。詳しくは、生長の家大阪教区機関紙『新天地』7月号の6面をご参照ください。

 あらためて素直に信仰生活を実践しましょう(令和2年7月)

  合掌、ありがとうございます。

 茨木北部相愛会の増田幸隆さんが最近の生活をフェイスブックに投稿されたのを読んで感動いたしました。その内容をご紹介いたします。

 「子供達は新学期になると、毎年のように自分達で1週間以上かけて、担任の先生やクラス全員のお友達のご先祖様の霊牌を書いてます。1年間素晴らしいご縁がありますように。と感謝の気持ちも込めて。(中略)長女のお友達が小学生練成会に参加してくれたり、長男のお友達が『こども日時計日記』を購入してくださったり。おそらく自分達で一所懸命お友達の笑顔を思い浮かべながら、ご先祖様の繋がりを大切に思い書く時間でもあるのかなと。先日は不思議なご縁がありました。次女に新しくできたお友達が我が家に遊びに来てくれました。我が家の「実相額」や『生命の實相』の本棚を見て「もしかしたら生長の家をされてますか?」と、「実は私の父が信仰していたので知っています」
 この方は後日、普及誌の購読者になられたそうです。これは生活にそった素晴らしい伝道活動です。
 生長の家月刊誌『いのちの環』2020年6月号の42頁に『善をなすこと』と題して、前生長の家総裁・谷口清超先生の御文章があります。
 昔、白居易という人が、道林に問うた。
「仏法とは、どのようなものですか」
 道林は答えた。
「悪いことをしない、よいことをするのである」
 すると白居易は、不満そうに言った。
「そんなことなら、3歳の童児だって言えますよ」

 すると道林は答えた。

「3歳の童児は言い得ても、80歳の老翁が、それを行い得ないのである」

 白居易はやっと真意を解して、拝謝して去ったということである。仏法とか真理とかいうと、大変難しいと思うかも知れないが、決してそうではなく、易しいのである。がしかし、実行は中々難しい。言うことは言えても、それを実行するためには、一生をついやす。いや、一生かかってもやれないから、何回も生まれ変わってやる。何をやるかというと、よいことを行うのである。
 あらためて誌友会や教化部行事の自粛の中で、私たちにできることはないか?と感じました。
 生野相愛会の南絛貞之さんは「講話が聴けなければ、日本教文社が日訓を毎朝電子メールで配信している。あれはいいよ」と紹介いただきました。
 それを此花相愛会の花光義正さんに話すと「毎日『日時計日記』に写しています」と返ってきました。
 私も以前から知ってはいましたが、読んではいませんでしたので、同じように『日時計日記』に写し始めました。私たちは、真理をもう一度、聖典などの真理を自分から読み、素直に受け、そして今自分ができることは何か?を考えて、正しい信仰生活をご一緒に実践いたしましょう。再拝

 『“新しい文明” を築こう』を拝読しながらの運動をご一緒に(令和2年6月)

 合掌ありがとうございます。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生の新刊書『“新しい文明” を築こう(上巻 基礎篇「運動の基礎」)』190頁には、もっと兄弟たちに、『生長の家』を伝えよ。神の愛は貰いきりではならぬ。頂いたお蔭を『私』しないで神の人類光明化運動に協力せよ。と説かれています。しかし誌友会すら自粛の時に、どのようにしたら良いのでしょうか? 同書116頁には、そもそも神の国という実相世界は、そこに一切が秘められている根源世界であり、大実在界である。そこには「一」があり、同時に「多」がある。つまり一が単なるノッペラボーの一ではなく、個性的な「多」が同時にあるところの「一」である。それを言いかえると、「多が中心的に帰一している世界」とも言えるのである。と説かれています。つまり多様な方法があるということです。
 私は、誌友会参加者数名に「しばらく誌友会はできないので、神想観をしっかりしましょう」などの葉書を出しました。するとその中の一人からお礼にと、安全祈願用のミサンガをいただきました。嬉しくて自転車につけました。また「お元気ですか? 仕事はどうですか?」と電話をかけると、ある方からは「仕事が止まってしばらく大変だ」「アルコール製造の注文が増えて忙しい」「介護施設の調理をしているから気を遣うが、お蔭様で忙しい」「そろそろ田植えですることいっぱい」など、様々なお話が伺えました。スマホを持っている方には、単なる電話ではなく、あえてLINEのビデオ通話に切り替え顔を出してもらうと、驚くやら喜ぶやらでした。貸し農園で知り合った時々しか会えない女性の畑の杭に『白鳩』誌を袋に入れてかけておき、約1年間贈呈していました。すると購読料をいただき、普及誌購読者になっていただけました。
 また、壮年層対策部では、LINEで「オンラインによる勉強会」を4、5月と開催いたしました。既設のLINEグループに登録された約30名を対象に、生長の家総裁・谷口雅宣先生ご著書『心でつくる世界』をテキストに、各自が一定期間拝読した後、それぞれの感想をこのLINEグループに書き込む方法で行いました。その中で10数名の相愛会員の方が様々な感想を書き込み、それに他の方が反応するなど、大盛会でした。
 前述の新刊書248頁には『神の子』なる人間の実相を現象世界に実現するのが人生の目的である。と説かれています。また、同書7頁には「生活そのものが宗教となるところに特色がある」(中略)私たちの運動に、聖使命菩薩として参加する喜びを知り、それをさらに多くの人々に伝えていただければ、筆者の喜びにこれに過ぎるところはない。と説かれていますので、ご一緒にお応えいたしましょう。再拝

 今できることを、ご一緒にしましょう(令和2年5月)
  合掌ありがとうございます。

 新型コロナウイルス感染拡大防止に協力するため、生長の家の行事も開催が自粛となっている今、どんな事ができるかを考えました。3つあります。
 1つ目は、神想観をもっとしっかり実修すること。2つ目はPBS活動、3つ目はお声がけすることです。

 1つ目の神想観は、皆さんご承知のように真理では「病いはない」です。「新型コロナウイルスもない」のです。それを真底から自覚する方法が神想観の実修です。実修するだけでなく、外出時にはマスクを着用し、帰宅時には手を洗い、うがいをする。教化部長・久利修先生は「神様の世界は清潔なんです。例えば、神官は全身を浄めて神様に仕えます。同じ気持ちで手を洗い、清潔にしましょう」とご指導頂いております。そして、神想観において「新型コロナウイルスの終息を図るための祈り」を致しましょう。祈りの言葉は、地方講師会から次のように紹介しています。我今「神があらわれるば乃ち、善となり、義となり、慈悲となり、調和おのずから備わり、一切の生物処を得て争うものなく、相食むものなく、病むものなく、苦しむものなく、乏しきものなし」の教えの根本に想いを馳せ、新しい文明構築に邁進させて頂きます。
 実相・現象渾然一体、
実相・現象渾然一体、実相・現象渾然一体・・・(繰り返す)
 みこころの天に成る世界、既に成就せり、ありがとうございます。ありがとうございます。』(※)です。
 また、生長の家総裁・谷口雅宣先生は「コロナウイルスは何を教える」(ブログ『唐松模様』2020年3月22日付)において、効率優先、コスト優先の文明の弱点が今、明らかになっているのである。と警告しています。では、どこまでが時代の生活や仕事において「優先過ぎる」のか? 神想観で尋ねましょう。例えば「四無量心を行ずる神想観」に、神の無限の愛、仏の四無量心と一体にして、虚空に広がり宇宙に満ち、すべての衆生をみそなわして、その苦しみを除き、悩みを和らげ、楽を与え、喜びを与えんと欲するのである・・・と祈ると、「そろそろ止めとき、こっちの方が良い」と導きがあるのです。
 2つ目は、PBS活動です。三密(密閉・密集・密接)はありません。「屋外で自転車に乗る」、「プランターや畑で花や野菜を育てる」、「マスクを手作りする」。これらがすべて楽しく、CO2や使用済みマスクゴミを削減し、地球温暖化防止にも繋がるのです。
 3つ目は、お声がけすることです。まずはお電話で「お元気ですか?お仕事で何か影響を受けてませんか?」などの内容です。もし仕事が減っているようであれば、「この時期が過ぎたら、きっと仕事が増えるように神様に祈りましょう!」と伝えて下さい。話してみると久しぶりなので、次々と話題が出てきます。私も何人かかけてみて後で感じるのは、元気をかけるつもりが、自分が元気を得られていたということです。今できることをご一緒にしましょう。再拝

 

※毎日の神想観の後の「世界平和の祈り」または「宇宙浄化の祈り」の後で祈る。詳しくは、相愛会または地方講師会の各事務局にお問い合わせ下さい。

 再チャレンジ2200(令和2年4月)

  合掌ありがとうございます。
 この度は、講習会参加促進に、相愛会員の皆様は本当にご努力いただき、心から御礼申し上げます。お蔭様を持ちまして、相愛会は受講者報告数が3月2日の最終報告で1,882名(名簿1,443名)、目標達成率:88.7%となりました。これは教化部長・久利修先生のお言葉のように「決して推進活動は無駄ではない」ということです。それは2つあります。
 1つ目は、各総連が自主目標を越えて、前回成果2,200名越えを目指したことです。前回成果を越えた総連は市内第一・阿倍野・阪急の3総連。三島・京阪の2総連はあと一歩でした。前回越えに爆進した総連は大阪東部・南大阪・和泉の3総連。従来であれば、目標を達成すれば終わりでしたが、前回成果越え『生命顕現の法則は無限生長の道』の御教えを、正に活動に実践いただきました。
 2つ目は「祝福讃嘆行」が広がり、今後の運動に活用できる基礎ができたことです。祝福讃嘆の名簿を作成し霊牌供養を行い、祈りながら顕幽相携えた推進活動が行われました。これは今後の活用として祝福讃嘆行を日々の生活習慣にすることができます。受講対象者だった方を大阪手帳祝福名簿(12頁)に記載し、毎日の神想観で祝福し、また各種会議の冒頭に祝福讃嘆行を行います。そして、この手帳に記載された方々を、今後の行事(5月:全国幹部研鑽会・大阪練成会、6月:講演会、9月:団体参拝練成会、10月:壮年層一泊見真会など)へお誘いできます。もちろん運動の基礎である普及誌購読者・聖使命会員・相愛会員・壮年層の拡大対象者になります。誌友会や社会貢献・PBS活動、ミニイベントにも参加いただけます。日々祝福すると「そうだ!この人を誘おう」という閃きが、神様からの導きがあります。実際に今回の講習会受講対象者名簿を見直してみてください。その中の新しい方で生長の家の御教えを、また「自然と共に伸びる運動」に賛同された方はいませんでしたか? 一人や二人は必ずいたはずです。また「生長の家を知っているよ」という方も見つかったはずです。私も畑で知り合ったおばさん、ネイチャーゲームの会員、自宅のお向かいさんなどが見つかりました。その方々を大阪手帳祝福名簿に記載し、毎日祝福し、霊牌供養も行い、生長の家にお誘いいたしましょう。また、きっかけの1つとしてサイクリングしたり、畑やプランターで野菜を育て、手作りの会を白鳩会・相愛会・青年会が一緒にできるミニイベントとして開きましょう。
 次回の講習会は2022年です。相愛会は今回未達成だった前回成果越え2,200名を、ご一緒に再チャレンジいたしましょう。再拝

 生きているということは伸びるということ(令和2年3月)

  合掌ありがとうございます。
 昨年、栄える会のセミナーで、スナップエンドウの種をいただき、畑に蒔きました。すると寒くなってきた時期なのに、すぐ芽が元気に出始めて、今では白い可愛いランのような花がたくさん咲いています。
 生長の家創始者・谷口雅春先生ご著書『祈りの科学』86頁に、小麦の種は『私は生長しない』ということはできない。(中略)それは自然の法則で生長するようになっているのです。同書109頁には、人生の目的は、生きること、愛し愛されること、そして進歩すること。とあります。スナップエンドウは、生きているからこそ寒い時期にも芽が出て、花が咲いたのです。
 今講習会の推進も同じです。私達も生きています。従って、必ず前回の受講者数(相愛会は2,191名)を越えることが必要です。その方法は、過去の受講者名簿のまずお一人お一人を大阪手帳の祝福名簿(12頁)や、あるいは相愛会であれば受講対象者名簿に写すことです。ただ写すとわかることは、その中で引っ越されたり、昇天されたり、あるいは前回であれば家庭訪問したけれども、今は体力的に無理と思うような遠くの方がおられるかもしれません。間違いなく、そのままであれば人数が減ることはあっても、増えることはありません。従って、新しい方を受講対象者名簿に追加する必要があります。私も今回はご近所にお勧めしているわけですが、やはりお声かけは勇気が要ります。そこで、まず相手の方のお名前を名簿に記載し、相手の方のご先祖様の霊牌を書きます。そして何日か祈って、いざお声かけすると勇気が出てきます。後ろから「行け、行け」と言われているような気もします。この積み重ねが、新しい人を増やすコツだと思います。
 前出の聖典93頁に、祈りには、必ず神からの応答(こたえ)というのがあるのである。その応答は必ずしも耳に聞こえる言葉によって来るのではない。日常の仕事の中に、日常の人と人との交わりの中に、何か与えられる小さな導きにそれはある。それに感謝してすなおにそれを受け喜んで實行する時、次に大きな神の応答がやって来るのである。とあります。祝福すると必ずチャンスがやってきます。
 先月、末一稲荷神社・初午祭の神官奉仕で、全国の誌友さんの祈願を読み上げさせていただき、感じたことは本当に多くの方が「幸せになりたい」という祈願ありました。中には「助けて!」という絶叫のようなもの、また「地球温暖化を防ぎましょう」という決意もたくさんありました。あなたのお声かけを待っている方々がたくさんおられます。講習会推進を、皆さんご一緒に励みましょう! 再拝

 畑と祈りでつながるよろこび(令和2年2月)

  合掌ありがとうございます。
 昨年のことですが、夏から始めた畑の隣の区画の方と懇意になりました。そして、その方からナスをいただいたので、お礼に生長の家月刊誌『白鳩』をお渡しいたしました。すると、その方は奄美大島出身で「若い頃、熱心な人から生長の家の話は聞いたことがある、良い話ですね」ということでした。これはチャンス!と思い、後日、講習会受講券をお渡ししようとしていたら、なぜか相手の方が畑に来る時間が変わり、会えずに半年が過ぎました。その間「受講対象者祝福名簿」に「畑のおばさん(名前を聞いていなかったので)」と書いて祈り続けリュックには、いつも『白鳩』誌と受講券を入れて。そして、やっと今年1月になって帰りがけに、偶然お会いできて “受講券を渡す” ことができました。「本は読みました。友達と行こうかしら」との嬉しい返事でした。名前はSさんと教えていただいたので、早速、霊牌を書きました。
『しようと思うより、できると思え』という真理の言葉(生長の家創始者・谷口雅春先生のご講話CD『希望の泉(2)』より)がありますが、今回、本当に受講対象者の方を名簿に書いて、日々、祝福の祈りをしたことが良かったと思います。感じるのは「受講券を渡したい」とまず思うこと。そして「渡すことができる」と信じて「行動する」。つまり、普及誌と受講券をいつも持っていること。さらに、その「できる」という信念を強くするために、やはり日々祈ることだということでした。
 大阪教区の相愛会員の皆様は、講習会目標を偉大なる諸先輩の皆様の実績である前回成果(2,191名)越えに向けて参加促進をしていただいております。ただそれは1会員、また1相愛会、1総連でも実現できません。まずは、皆様お一人お一人が前回の実績を意識し、越える名簿を作成し、祝福讃嘆する。そして、相手の方のご先祖様のご支援をいただくため、霊牌を書いて供養する。相愛会員の中で、もし、ご自身だけで他の方をお誘いしていない方があれば「知人に勧めてください」と受講券を余分に渡す。これらを相愛会長がまとめ、総連会長がまとめる。また、声かけは家庭訪問や電話推進だけではありません。誌友会、練成会、初午祭、壮年層勉強会、教育フォーラム、あるいは組織の会議、自治会の会合、趣味などのあらゆる場面がチャンスです。そして、行動することによって、体験が生まれ「できる」実感がさらに湧き拍車がかかります。そこに自力ではない力、つまり神様・ご先祖様・守護霊様のご支援が得られて「できる」が実現します。
『宇宙を創った偉大なる神の生命が吾が生命である』を心から祈り、嬉しく、楽しく参加促進いたしましょう。再拝